LP(ランディングページ)のCTA(コールトゥアクション)や、ファーストビューの改善などに役立つのが
ヒートマップツールです。
導入することで特定のWebページ内におけるユーザー行動が可視化され、
どの程度CTAをクリックしているのか、
どのセクションまでスクロールしているのか明らかになります。
しかし、これからヒートマップツールを導入する企業にとっては、
どのツールがおすすめなのか?
どのように自社に適したヒートマップツールを選べば良いのか?
その判断が難しいですよね。
そこで本記事では、ヒートマップツールの概要や実装されている主な機能を紹介し、
最終的にツールの選び方やおすすめ商品を無料から有料まで解説します。
自社に適したヒートマップツールを導入し、CVR(商品購入や問い合わせに至る割合)や、
CRO(コンバージョン率最適化)の改善を進めてみてください。
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ヒートマップとは、Webサイト上のユーザー行動をサーモグラフィーに模した色で色付けをして、
直感的に確認する技法のことです。
「Heat(熱)」と「Map(地図)」をかけ合わせていることからも、
なんとなく想像できます。
ヒートマップを取り入れたヒートマップツールは、
LP(ランディングページ)やWebサイトにおける特定のページのユーザー行動を分析するのに重宝します。
具体的には、色の濃淡によってユーザーがLP内でどこを集中的に閲覧しているのか?や、
どのセクションまでスクロールしているのか?をひと目で判断できます。
これによりCTA(コールトゥアクション)の設置位置見直しや、
ファーストビューの改善にも役立ちます。
またCVR(商品購入や問い合わせに至る割合)および、
CRO(コンバージョン率最適化)に寄与することは言うまでもありません。
一口にヒートマップツールと言っても実装されている機能はさまざまです。
ここからは、実装されている主な機能について紹介します。
クリックヒートマップとは、特定のWebページ上でユーザーが「何を」
「どの程度」クリックしているのかを可視化する機能のことです。
ツールによって表現方法には差があるものの、
画面上にユーザーがクリックした箇所が色の濃淡で示されます。
具体的には、クリック頻度が高い箇所は赤色、
低い箇所は青色のようなイメージです。
赤に近づくにつれてクリック頻度が高いことを示しており、
CTAに対して有効なクリックであったかどうかや
魅力的なコンテンツを訴求できているかなどを判断できます。
一方で、クリック頻度が低い箇所についてはCTAのデザインや
訴求文を見直す必要があるのではないか?など、
改善施策としてヒントを得られるわけです。
ツールによって名称は異なるため、ここでは「アテンションヒートマップ」と称して、紹介します。
アテンションヒートマップとは、特定のWebページにおける熟読箇所を
色の濃淡で示す機能のことです。
例えば、LP内でファーストビューの色は青色であっても、
ボディ部分で濃い赤色を示すことがよくあります。
この場合、ユーザーは意外にもボディ部分のテキストや
クリエイティブに強い反応を示しています。
ボディで取り入れた要素をファーストビューで実装すれば、
CV(商品購入や問い合わせなど)数が改善されるかもしれません。
ユーザーが何に興味を持っているのか、どのようなコンテンツを訴求すれば
よりページ滞在を増やせるのかを判断するのに役立つでしょう。
特定のWebページにおいて、ユーザーがどのセクションまでスクロールしたかを示すのが
スクロールヒートマップです。
基本的にはファーストビューから下へスクロールするたびに、
スクロール率は低下します。
大切なことはどのセクションでスクロール率が低下したかを判断することです。
スクロール率が極端に低い箇所を見つけられれば、
ページの離脱箇所を把握でき、UI(ユーザーインターフェース)や
UX(ユーザーエクスペリエンス)の改善にも役立ちます。
また、そもそもスクロール率が極端に悪い場合、
ファーストビュー完結型のコンテンツを訴求するWebマーケティング手法を取り入れるのも一つです。
このように、スクロール率を把握することで不必要なコンテンツを削除する、
またはLPのボディやクロージングのデザイン・テキストを変えるなど、
改善につながります。
マウスフローヒートマップとは、特定のWebページ上で
ユーザーがどのようにマウスを動かしているかを可視化する機能のことです。
例えばLPではユーザーのマウスフローを極端に消費するUIは、離脱の原因だと言われています。
これは「視線誘導」と言って、以下の種類が存在します。
・Z型:Webページの画面左上→右上→左下→右下へZを描くように移動する視線レイアウト
・F型:Webページの画面左から右へ視線を移動しながら、Fを描くように下に向かう視線レイアウト
・N型:Webページの右上→右下→左上→左下に視線を移動しながら、Nを描くような視線レイアウト
N型は縦書きのレイアウトで採用されることが多いので、
LPをはじめとしたWebページではあまり実装されることはありません。
Z型は、Webサイトのトップページやバナー広告などで採用されることが多く、
F型はコンテンツボリュームの多いブログやコラムなどの横書きレイアウトで採用される傾向にあります。
このようにWebページで採用される視線レイアウトには法則があるため、
マウスフローヒートマップを取り入れることで、
実際に法則に従って視線誘導しているかどうかを確認できます。
ユーザーのマウスの動きを基に、興味を持っている箇所を把握し、
視線誘導の法則を交えながらより視認されるエリアにコンテンツを移動すれば、
クリックやCVの改善に役立つでしょう。
※基本的にマウスフローヒートマップはパソコンのみでしか使用できません。
タッチアクションヒートマップとは、スマホやタブレットなどの端末において、
タップ・ピンチイン(縮小)・ピンチアウト(拡大)・スワイプの動作を
可視化できる機能のことです。
最近ではモバイルデバイスに対応したプロダクトやサービスをローンチするのは
当然のこととなっており、モバイルでのユーザー行動を無視することはできません。
タッチアクションヒートマップなら、モバイルでのユーザー行動から、
どのコンテンツがピンアウトされて興味を持たれたのか、
逆に読みにくいコンテンツはないかなどを可視化できます。
プロダクトやサービスのモバイルページでユーザビリティを改善させたい場合は、
ぜひ検討してみてください。
ヒートマップツールは、特定のWebページ上におけるユーザー行動を直感的に把握するツールです。
そのため、Webサイト全体の分析や流入したユーザーが、
どのように最終CVに至ったのかページをまたいだ数値を定量的に判断することはできません。
あくまでも画面上でのユーザー行動を把握するためのツールですので、
その点は押さえておきましょう。
それゆえGoogle アナリティクスやサーチコンソールなど、
トラフィックや検索クエリを把握できる解析ツールを同時に運用するのがおすすめです。
組み合わせることで、
何名がWebページに流入し、何名が特定のCTAをクリックしたあと次のページでCVに至ったのかなど、
より詳しく分析できます。
ヒートマップツールでも十分有益なツールであることは間違いありませんが、
そのほかの解析ツールも導入することで、
より効果的なWebマーケティングを展開できるでしょう。
そのほかに、ヒートマップと混同されやすいツールとして「アイトラッキング」があります。
アイトラッキングツールとは、特殊な機材を用いて、
人の目がどのように動くかを計測するツールのことです。
被験者にWebサイトやアプリを閲覧してもらい、
どのような視線を示すのかを可視化できます。
アイトラッキングでリアルタイムでの視線と、
ヒートマップによるWebページ上でのユーザー行動を理解すれば、ユーザーの詳細な行動把握につながります。
ぜひ、アイトラッキングツールも含めて、ユーザーの分析に取り入れてみてください。
※ヒートマップ利用時の注意点
ヒートマップツールで熟読箇所が赤色で示される場合、
ユーザーがそのセクションで関心や興味が高いことを示しています。
しかし、関心や興味が高いからと言って、その理由がポジティブだとは限りません。
もしかすると、なんらかのネガティブな理由から熟読している場合もあります。
このようにヒートマップツールでは興味・関心は可視化できるものの、
その理由については別途分析をする必要があるため覚えておきましょう。
そのほかヒートマップツールは特定の1ページのみを可視化するツールのため、
ユーザー行動を比較する際は、ABテストのようにもう1ページが必要です。
ヒートマップツールの概要や機能、そして役割を理解できたところで、
実際に導入する際のポイントを紹介します。
自社に適した機能や料金プランのあるツールを選定する際にお役立てください。
本記事でも 紹介した以下の内容は、
どの業態・どのWebサイトにも共通して必要な基本機能です。
・クリックされた箇所を可視化する「クリックヒートマップ」
・ユーザーの熟読箇所をつかめる「アテンションヒートマップ」
・ユーザーがスクロールした箇所や離脱した箇所を把握する「スクロールヒートマップ」
そのため、上記はマストで考えていただき、それに加えてどの機能を追加するかを決めましょう。
例えば、プロダクトやサービスページの改善などを目的にヒートマップツールを導入するのであれば、
ユーザーのマウスの動きを可視化する「マウスフローヒートマップ」がおすすめです。
一方で、コラムやブログなどオウンドメディアの戦略でヒートマップツールを導入するのであれば、
マウスフローヒートマップの優先度はそこまで高くはありません。
熟読箇所・クリック・スクロール率の把握のみでも、
十分改善施策の立案につなげられるからです。
このように、自社のプロダクトやサービスに応じて必要な機能を見極めることが肝要です。
※基本的にマウスフローヒートマップはパソコンのみでしか使用できません。
ヒートマップツールのなかには、登録するドメイン数や計測PVに応じて対応する
料金プランが決まってしまうケースもあります。
月のセッション数に制限があると、中規模〜大規模サイトで料金が上がってしまうこともあるため、
注意が必要です。
検討しているヒートマップツールが、どのような料金プランを採用しているかは
事前にチェックしておきましょう。
ヒートマップツールのなかには、セッション数やPV数に制限を設けず利用できるタイプもあります。
ヒートマップツールは無料・有料問わずさまざまなツールがリリースされています。
このうち、無料ですが優秀と言われているツールにMicrosoft社が提供している「Clarity」があります。
Clarityは、永久無料(2024年3月時点)で利用でき、
ヒートマップの基本的な機能を完備しているのが特徴です。
また、解析ツールであるGoogle アナリティクスとの連携も可能ですので、
より詳しくユーザー行動を分析できます。
さらにWebサイトのセッション数に制限もないため、不都合が生じることもありません。
何より無料であるため、まずはClarityを導入してみて自社と合わないようなら、
有料ツールを検討してみるという考え方でも良いでしょう。
特に海外製のヒートマップツールの場合、英語での対応やサポートが不十分なケースも見受けられます。
一方で日本製ツールの場合は、日本語対応ページの充実度はもちろんのこと、
コンサルティングサービスが付属していたり、勉強会を開催していたりするツールも存在します。
使い方や分析方法で困ったときに、頼れるサポートがあるかどうかは重要です。
自社に適した機能があったとしても、UIが使いにくければ従業員からの不満につながります。
そのため、まずは無料トライアル期間があるかどうかをチェックしてみましょう。
無料トライアルを通して、従業員からの「ここが使いにくい」
「もっとこうしてほしい」と言った声を集めれば、
自社に適したヒートマップツールの選定につながります。
ヒートマップツールには、さまざまなラインナップがありますが、
解析できるデータ量や保存期間もまちまちです。
そのため、詳しく確認せずに購入してしまうと、
保存期間が短く管理が面倒だったという事態になりかねません。
機能面が優れていても、管理で手間がかかれば業務も煩雑になりやすいので、注意しましょう。
画像引用元:https://mieru-ca.com/heatmap/ミエルカヒートマップは、ウェブサイトのユーザー行動を可視化するヒートマップツールです。
サイト訪問者の熟読、離脱、クリック行動を3種類のヒートマップで分析し、
サイト内の課題を明らかにします。
このツールは、アテンションヒートマップでどの部分がよく読まれているか、
スクロールヒートマップでユーザーがどこで離脱しているか、
クリックヒートマップでどの部分がクリックされているかを示します。
また、競合広告分析機能やポップアップ表示機能を備え、コンバージョンの最大化をサポートします。
改善前後のデータ比較や、コンバージョン達成/未達成ユーザーのデータ比較が可能で、
初心者から事業者・代理店まで幅広く利用できます。
無料から始めらることができます。
計測されるサイトの規模やヒートマップを活用して分析したい内容によっては
有料プランを利用することができます。
➤ミエルカを更に知りたい方:ミエルカヒートマップとは?サービス概要、利用料金、導入事例を紹介
画像引用元:https://www.ptengine.jp/
Ptengineは、ウェブサイト運営をトータルでサポートするAll-in-Oneプラットフォームです。
ユーザーの行動を可視化するヒートマップ機能を中心に、
サイト解析、ページ編集、A/Bテスト、WEB接客、パーソナライゼーションまで、
一つのタグ設置で全てノーコードで利用可能です。
Ptenginのヒートマップは、ページ上でのユーザーのクリック、スクロール、
マウスムーブメントを色分けして表示し、ウェブサイトのどの部分が注目されているか、
または無視されているかを直感的に理解できます。
この深い洞察により、サイトのUI/UX改善点を明確にし、
コンバージョン率の向上に直結する改善策を導き出すことが可能です。
また、ヒートマップで分析した結果をもとに、ABテスト機能を活用してテストして
結果が良かった方をサイトに反映させることにより
サイト全体のCVRを向上させることができます。
その他、パーソナライゼーション機能やWEB接客機能も備えているので、
顧客体験を向上させてコンバージョン件数のアップにつなげることができます。
➤Ptenginを更に知りたい方:Ptengineとは?サービス概要、利用料金、導入事例を紹介
画像引用元:https://mouseflow-jp.com/
Mouseflowは、ユーザー行動を深く理解し、ウェブサイトの改善を図るための解析ツールで、
レコーディング、ヒートマップ、フォーム分析、ファネル、アンケートという
5つの主要機能を提供し、サイト上でのユーザーの動きを可視化します。
Mouseflowのヒートマップ機能はスクロール&アテンションヒートマップによって
サイト訪問者が最も注目している箇所が分かります。
また、クリック&ヒートマップでは、ページ上でのクリックや
マウスムーブメントからサイト訪問者の興味関心を知ることができます。
これらを総合的に判断して、サイトのどの部分がユーザーにとって魅力的で、
どの部分が見過ごされがちかを明らかにすることができます。
この直感的な可視化により、サイトのUI/UXを具体的に改善するための洞察が得られます。
➤Mouseflowを更に知りたい方:Mouseflowとは?サービス概要、主な機能、利用料金を紹介
画像引用元:https://sitelead.net/
SiteLeadは、ウェブサイトのユーザー行動を詳細に可視化する解析ツールです。
スクロールヒートマップ、クリックヒートマップ、アテンションヒートマップの
3種類のヒートマップ機能を提供し、サイト上でのユーザーの動きを色分けして表示します。
これにより、ウェブサイトのどの部分が注目されているか、
どの部分で離脱しやすいかを明らかにし、UI/UXの改善点を科学的に特定できます。
また、サイト離脱を引き届けるための離脱防止ポップ機能やページに関連する
ポップアップを表示してコンバージョンを狙う機能、
サイト回遊率をアップさせるレコメンドウィジェットを提供することによって
サイトでの体験を向上させるだけでなくコンバージョン件数の増加を狙うことができます。
月額1,980円からのリーズナブルな料金設定で、無制限のドメイン数とURL数を登録でき、
データ保存期間は180日です。SiteLeadを利用することで、
訪問者のエンゲージメント向上につながり、ウェブサイトのパフォーマンスを
大幅に向上させることができます。
➤SiteLeadを更に知りたい方:SiteLeadとは?サービス概要、主な機能、利用料金を紹介
画像引用元:https://ui.userlocal.jp/
ユーザーインサイトは、ウェブサイトのユーザー行動をヒートマップで可視化し、
ウェブの課題を迅速に発見するアクセス解析ツールです。
コンバージョンレート(CVR)向上に貢献するヒートマップ機能は、
ページ内のどこをどう改善すればよいかのヒントを提供します。
このツールは、スクロールヒートマップでユーザーがどの部分で離脱しやすいか、
クリックヒートマップでどの箇所が多くクリックされているかを明らかにし、
ページの熟読部分を色で可視化するアテンションヒートマップを含む3種類のヒートマップを提供します。
このヒートマップ機能を使ってウェブサイトのUI/UXを分析し、
ユーザーインサイトのABテスト機能を活用して離脱率やコンバージョン率の
大幅な改善を目指すことができます。
更には、AIによるサイト分析を行い、改善を必要とするページを自動で探し出す機能なども
実装されております。
➤ユーザーインサイトを更に知りたい方:ユーザーインサイトとは?その特徴、主な機能、導入事例を紹介
画像引用元:https://contentsquare.com/jp-jp/
Contentsquareは、デジタル体験を最適化するために必要な全てを提供するプラットフォームで、
ウェブサイトやアプリのユーザー行動を深く理解し、コンバージョン、
リテンション、ユーザー満足度を向上させます。
Contentsquareのヒートマップ機能は、ページ内のどのエリアがユーザーによって
最も関心を持たれているか、または無視されているかを可視化します。
このヒートマップは、ユーザーのクリック、マウスムーブメント、スクロール行動を追跡し、
色分けして表示することで、ウェブサイトのどの部分が改善の余地があるかを示します。
更には、セッションリプレイ機能によって、
来訪者がどのようにサイトを閲覧しているのかを知ることができ、
ヒートマップとは違った確度で分析できる機能やカスタマージャーニー分析機能によって
サイトの来訪から離脱までを可視化して分析できる機能なども備えております。
➤Contentsquareを更に知りたい方:Contentsquareとは?主な機能、導入事例を紹介
画像引用元:https://clarity.microsoft.com/lang/ja-jp
Microsoft Clarityは、ウェブサイトのユーザー行動を理解し、
製品改善に役立てる無料の分析ツールで、
セッションのレコーディングとヒートマップを提供し、
ユーザーがサイト上でどのように行動しているかを可視化します。
ヒートマップ機能は、すべてのページで自動的に生成され、
ユーザーがどこをクリックしたか、何を無視したか、
どのくらいスクロールしたかを確認できるため、サイトのUI/Uxを改善するのに役立ちます。
同一ページの2つのバーションを同時に比べる機能によって
ABテストの結果やテスト前テスト後を比較することができます。
セッションを録画する機能も備わっているので来訪者の具体的なサイト上での
行動を視聴して分析することもできます。
➤Microsoft Clarityを更に知りたい方:Microsoft Clarityとは?主な機能を紹介
画像引用元:https://www.crazyegg.com/
Crazy Eggは、ウェブサイトの最適化を支援するツールで、ヒートマップ、
セッションの録画、アンケート、A/Bテストなどの機能を提供します。
このサービスは、ウェブサイト訪問者の行動を可視化し、
どのエリアが注目を集めているか(ホット)とどのエリアがそうでないか(ノット)を明らかにします。
ヒートマップ機能は、クリックされた位置、閲覧されているエリアを可視化することができます。
そして、スクロール機能によってサイトがどこまで見られているのかも可視化することができます。
これにより、ウェブサイトのどの部分が効果的で、
どの部分に対して改善が必要かを把握し、具体的な改善策を導き出すことが可能になります。
400,000以上のウェブサイトがCrazy Eggを使用しており、
30日間の無料トライアルを提供しています。
➤Crazy Eggを更に知りたい方:Crazy Eggとは?サービス概要、利用料金、導入事例を紹介
画像引用元:https://uxcamjapan.com/
UXCamは、アプリのユーザーエクスペリエンスを最適化するためのツールで、
ヒートマップ機能、カスタマージャーニー分析機能などを備えているため、
アプリ上でのユーザー行動を全て可視化し、分析・最適化を行うことができます。
UXCamのヒートマップ分析機能は、アプリのどの部分が重点的にタップされているかを明らかにし、
ユーザビリティの改善に役立ちます。
これにより、マーケターは、ユーザーがアプリをどのように利用しているかを正確に理解し、
コンバージョンファネルの改善やナビゲーションの問題解決に取り組むことができます。
また、ファンネル分析機能によってアプリ内のボトルネックと離脱ポイントを知ることができ、
カスタマージャーニー分析機能によってアプリ来訪から離脱までの動きを分析して
改善することができるようになります。
➤UXCamを更に知りたい方:UXCamとは?サービス概要、利用料金、導入事例を紹介
画像引用元:https://userheat.com/
User Heatは、ウェブサイトのユーザー行動を可視化する無料のヒートマップ解析ツールです。
このツールは、訪問者がページのどの部分を熟読したか、
どこをクリックしたかを色で示し、ウェブサイトの改善に役立つビジュアルデータを提供します。
User Heatは、スマートフォンやPCサイトに対応しており、
誰でも簡単に無料で利用開始できます。
このツールを使用することで、アクセス解析の数値データだけでは見えなかった
ページ内のユーザー行動の詳細を把握し、効率的なウェブサイト改善を実現できます。
➤UXCamを更に知りたい方:User Heatとは?メリットとデメリット、主な機能を紹介
画像引用元:https://www.beusable.net/ja/
Beusableは、UXデータ分析を一元化するオールインワンプラットフォームで、
UXヒートマップ、セッションレポート、A/Bテスト、ファネル分析、
リファラー比較、ユーザーアナリティクス、アクティビティストリーム、
CTAセグメント化など機能を提供します。
UXヒートマップ機能は、ページ上でユーザーがどこをクリックしたか、
どのくらいスクロールしたかを色分けして表示し、
ウェブサイトのどの部分がユーザーにとって魅力的で、
どの部分がそうでないかを直感的に理解できるようにします。
サイト内の動作を分析するためにマウスフローやスクロールなどをデータとして
記録する機能も備えているだけでなく、
ABテスト機能によって分析結果をサイト上に反映させたバーションと反映していないバーションを
テストすることもできます。
Beusableの導入は非常に簡単で、1つのタグを付けるだけでデータ収集が可能になり、
専門家でなくても容易に分析を行うことができます。
➤Beusableを更に知りたい方:Beusableとは?サービス概要、主な機能、利用料金を紹介
画像引用元:https://squadbeyond.com/
Squad beyondは、ランディングページの制作から分析、レポート、
最適化までを一元管理できるデジタル広告運用プラットフォームです。
ページ数、ドメイン数、PV数に関わらず定額で利用可能なため、
ビジネスの拡大を安心して進めることができます。
Squad beyondのヒートマップ機能を活用することで、ユーザーがページ上でどこをクリックしたか、
どのくらいスクロールしたかを視覚的に把握し、
ユーザーの行動パターンを明らかにすることができます。
これにより、ウェブサイトの改善点を直感的に理解し、
コンバージョン率の向上に直接貢献する改善策を導き出すことが可能です。
アンケート形式のランディングページなどを生成する機能、ポップアップ機能、
広告とLPをマッチングを自動化させる機能なども備わっております。
Squad beyondは、トラフィックや従量課金を気にせずに成長にフォーカスできるよう、
ページ数・URL無制限、トラフィック無制限、連携・CV無制限、
サポートも無制限という使い放題のサービスを提供しています。
➤Squad beyondを更に知りたい方:Squad beyondとは?サービス概要、利用料金、導入事例を紹介
画像引用元:https://sitest.jp/
SiTest(サイテスト)は、コンバージョン率向上に特化したオールインワンLPOツールです。
このプラットフォームは、ユーザー行動分析、A/Bテスト、パーソナライズ機能を含む、
ウェブサイトの解析から改善まで必要な機能を網羅しています。
ヒートマップ機能は、サイト訪問者がどのコンテンツを見て、
どのボタンをクリックして、どこで離脱したのかなどの行動を視覚化し、
ウェブサイト内の課題を徹底分析します。
また、ヒートマップで分析した結果をページ毎に分けて
反映したページを複数同時にテストするABテスト機能やフォームを最適化する
EFO機能などを備えております。
➤SiTestを更に知りたい方:SiTestとは?主な機能、導入事例を紹介
画像引用元:http://appsee.interarrows.com/
Appseeは、アプリのユーザビリティ改善に特化した次世代アプリ解析ツールです。
このツールは、アプリ内のユーザー行動をビデオで録画し、
タッチヒートマップを通じてユーザーがどのエリアをどのように操作しているかを視覚化します。
Appseeのタッチヒートマップ機能は、アプリ内のすべての画面で行われた
タッチ操作のジェスチャーをヒートマップとして表示し、
どのボタンや画像がユーザーによって押下されているのかを直感的に理解することができます。
コンバージョンファンネル機能によって、ユーザーの行動を把握して
離脱ポイントを分析する機能や画面/動画を録画する機能なども備えております。
➤Appseeを更に知りたい方:Appseeとは?主な機能、利用料金、事例を紹介
画像引用元:https://quarka.org/
QAアナリティクスは、WordPress専用のアクセス解析およびヒートマップツールで、
タグの設置なしで簡単に利用できます。主な機能には、リアルタイムでのセッションリプレイ、
PVデータのダウンロード、目標設定、さまざまなヒートマップ(クリック、アテンション、スクロール)、
SEO分析などが含まれています。これらの機能は、特に月間10万PVまでの利用者に無料で提供されています。
利用料金については、基本プランが月額1650円からと非常にリーズナブルで、
保存期間延長や全ページヒートマップ取得などの機能が含まれています。
更に高度な「プロプラン」では月額2750円から利用可能で、
複数ドメインの運用や拡張サポートも提供されています。
ユーザーの声もいろいろとあります。
例えば、株式会社メディアミックス研究所では、QAアナリティクス導入により、
クライアントのサイト改善提案が直感的に可能になった。
株式会社PROPOではヒートマップツールの利用でランディングページの詳細な行動分析が可能に、
改善策を迅速に実行できるようになった。
西尾張三菱自動車販売株式会社においてはオンライン施策の強化にQAアナリティクスを活用して、
ユーザー行動の視覚的分析でサイト改善を効率化に行えるようになった。
➤QAアナリティクスを更に知りたい方:QAアナリティクスとは?主な機能と利用料金、導入事例を紹介
ヒートマップツールは、ウェブサイトのユーザー行動を視覚的に把握し、
サイト改善に直接的な効果をもたらす重要なツールで、
今回はヒートマップ機能に特化したツールからヒートマップ機能を含めた多彩な機能を
備えたツールまでを紹介させていただきました。
各ツールのヒートマップ機能における特徴も紹介しているので、
ヒートマップツールをご検討される際の参考にしていただければ幸いです。