LPOをご存じでしょうか?
ビジネスの成果を劇的に向上させる方法が、実は予算をほとんどかけずに手に入るとしたら、
興味はありませんか?
アクセス数を増やすのは難しくても、今あるトラフィックから最大限の成果を引き出すことは可能です。
その鍵となるのが「LPO(ランディングページ最適化)」です。
本記事では、PVや予算が限られている企業でもすぐに実践できるLPOの効果的な施策をご紹介します。
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LPO(ランディングページ最適化)とは、ウェブページ(ランディングページ)に訪れた
ユーザーの行動を最適化し、コンバージョン率を高めるためのマーケティング施策のひとつです。
ランディングページとは、広告や検索結果からユーザーがアクセスするページのことです。
このページには、販売したい商品やサービスに関する情報が掲載されており、
最終的にユーザーに問い合わせや資料請求、商品の購入など、具体的な行動を促すことを目的としています。
LPOの主な目的は、ユーザーがページ内で迷わず、スムーズに目標となる行動(購入や問い合わせ、登録など)を
完了できるようにページの構成やデザインを改善することです。
これにより、広告の投資対効果を向上させ、収益性を高めることが可能になります。
ランディングページへのアクセス数が多いだけでは、ビジネスの成功に直結するとは限りません。
PV(ページビュー)やUU(ユニークユーザー)数が多くても、
コンバージョン率(CVR)が低ければ、広告費や運営コストに対しての収益は低くなります。
例えば、あるランディングページが月間1万のアクセスを集めているとします。
もしそのページのコンバージョン率が1%で、1件のコンバージョン当たり1円の利益が1,000円ほど出る場合、
収益は10万円です。
しかし、LPOを実施してコンバージョン率が1.5%に向上すれば、同じアクセス数でも収益は15万円となります。
このように、コンバージョン率が0.5%向上するだけで、収益は大幅に改善される可能性があります。
だからこそ、LPOは最も費用対効果の高いマーケティング手法の一つと言えます。
広告に多額の予算を投じることが難しい企業や、小規模なビジネスにおいては、アクセス数そのものを増やすよりも、
既存のトラフィックから最大限の成果を引き出すことが非常に重要です。
LPOは、その目的を効率的に達成するための有力な手段です。
また、LPO(ランディングページ最適化)は、B to Cのビジネスだけでなく、
B to B向けの商材やサービスに対しても非常に効果的です。
特に、B to Bのマーケティングでは、リードタイム(成約までの期間)が長く、
さらに客単価が高いことが一般的です。これらの特徴により、LPOの重要性が一層増します。
なぜなら、B to Bビジネスでは、1件当たりの取引額(客単価)が高いケースが多いため、
1つのコンバージョンがもたらす利益も非常に大きくなるからです。
そのため、LPOを通じてコンバージョン率を少しでも向上させることが、
ビジネスの成果に大きなインパクトを与えることになります。
たとえば、B to B向けのサービスで、1件の契約当たりの収益が100万円だと仮定します。
ランディングページのコンバージョン率が1%の場合、1,000人の訪問者のうち10人が契約し、
収益は1,000万円になります。もし、LPOを実施してコンバージョン率を1.5%に向上させることができれば、
同じ1,000人の訪問者から15件の契約が得られ、収益は1,500万円に増加します。
このように、わずかなコンバージョン率の向上でも、大きな収益増加が見込めます。
➤LPOを全般的に知りたい方:LPOとは?8つの改善施策と実行する時の注意点、おすすめツール、成功事例も紹介
PVやUUが少ない場合でも、LPOを実施する価値は大いにあります。
理由としては、繰り返しになってしまいますが、少ないトラフィックであっても、
最適化によってコンバージョン率を高めることで、限られた訪問者からより多くの成果を得ることができるからです。
アクセスが少ない段階でこそ、LPOの重要性は高まります。
例えば、同じ100人の訪問者がいるとき、コンバージョン率が1%であれば1件の成果が得られますが、
これが2%に向上すれば、同じ訪問者数でも2件の成果が得られます。
トラフィックを増やすには時間や広告費がかかる一方で、既存のランディングページを改善することで、
短期間で成果を上げることが可能です。
さらに、LPOはユーザー体験の改善にも繋がるため、訪問者がより満足し、
ブランドへの信頼感が向上します。結果としてリピーターが増え、長期的な収益拡大にも寄与します。
このように、少ないPVやUUでも、LPOは非常に有効な対策です。
LPOの実施には多額の費用がかかるというイメージがありますが、
実際には限られた予算でも十分な効果を得ることが可能です。
以下の3つの施策は、少ない予算で実施できるLPO対策として非常に効果的です。
LPOを進める上で、まず最初に着手すべきポイントはCTA(Call to Action)ボタンです。
CTAボタンは、ユーザーに特定の行動(例えば、「資料請求する」「購入する」など)を
促すための最も重要な要素の一つです。
PVが少なくても、このボタンとその周辺のデザインや文言を最適化することで、
大きな効果が期待できます。CTAボタンを改善するための3つのポイントについて解説します。
以下の3つのポイントで考えて実行すると改善が見込める可能性が高いです。
1:CTAボタンの文言
2:CTAボタンの色
3:CTAボタンに書かれている内容を強化する
1:CTAボタンの文言
CTAボタンの文言は、ユーザーに対して行動を促すメッセージです。
このメッセージをユーザーが読んだときに、ストレスやプレッシャーを感じさせず、
自然に次のステップへ進みたくなるような言葉を選ぶことが重要です
たとえば、ユーザーは「今すぐお問合せをする」や「購入してみる」という文言を見ると、
行動に対する負担感を感じる場合があります。
このような言葉を避け、ユーザーにとって心理的なハードルを下げる表現を使うことで、
コンバージョン率が改善する可能性があります。
具体例
「無料でデモを試してみる」
「簡単 1分で資料請求する」
「無料で資料請求する」
資料請求やデモという言葉は、ユーザーに対してリスクが少なく感じさせます。
「無料」や「簡単」といったキーワードを使うことにより、
ユーザーに対して行動を起こすことに対するハードルを更に下げる効果があります。
更に、無料などのキーワードは最初に持ってきた方が反響が上がる可能性がございます。
2:CTAボタンの色
CTAボタンの色も非常に重要な要素です。
一般的に「緑色は安心感を与える」、「青色は信頼感を示す」といった
色彩心理学的な法則が語られることが多いです。
この心理学の法則に沿った方法も有効ではありますが、更に有効な色の選び方がございます。
それは何かというと、
ターゲット層が使い慣れている色を選ぶことです。
ペルソナから割り出されたターゲット層がよく使うサイトで使われているCTAボタンの色は
その色で行動を起こすことに慣れているので抵抗がなくなるからです。
例えば、若年層向けサイトにて最も流行っているCTAボタンが青なら
青色をCTAボタンの色として使った方が良いです。
ポイント
ターゲット層がよく使う人気サイトが採用しているCTAボタンの色に合わせる。
3:CTAボタンに書かれている内容を強化する
CTAボタンでユーザーに行動を促すだけでなく、その後の行動に対する安心感を与えるメッセージも大切です。
ユーザーがクリックすることに対して不安を感じる要素を取り除くことで、行動を起こしやすくなります。
たとえば、無料体験の申し込みを促すCTAボタンの場合、
ユーザーは「申し込んだ後にしつこい営業をされるのではないか」といった不安を抱きがちです。
こうした懸念をあらかじめ取り除くメッセージを追加することで、クリック率を高めることができます。
具体例
「今すぐ無料体験を試してみる(営業はいたしません)」
「資料請求(お気軽にどうぞ、強制はありません)」
「無料相談に申し込む(後日お電話での勧誘は行いません)」
このように、過度な営業をしないことを強調したり、ユーザーにとってリスクが少ないことを示すことで、
アクションを起こすハードルが低くなり、安心してボタンをクリックしてもらえるようになります。
➤CTAボタンの改善について知りたい方:CTAボタンのちょっとした改善でCV率アップ!LPO必須のヒートマップ活用法
➤CTAボタンの配置について知りたい方:CTAボタンの配置が決め手!ランディングページ最適化の秘訣
ファーストビューとは、ランディングページを開いた際に、ユーザーが最初に目にする部分です。
訪問者の印象はこの数秒で決まるため、この領域の最適化は極めて重要です。
1~3秒以内に、誰に対して、どのようなメリットがあり、
どのようなオファーが提示されているのかが分かるファーストビューとして良いと
判断することができるかもしれません。
ファーストビューを改善する際には、
以下の3つのポイントを押さえましょう。
1. キャッチコピー
まず、ページを開いた瞬間に「何が特別か」をユーザーに明確に伝えることが重要です。
そのためには、キャッチコピーにUSP(独自の売り)を盛り込んで、ユーザーに「なぜこの商品を選ぶべきか」を短い言葉で訴求し、
競合よりも優れている点を伝えることで、購買意欲を高める必要があります。
2. オファー
次に、ファーストビューにはユーザーにとっての具体的なメリットを示すオファーが必要です。
たとえば、「今だけ50%オフ」や「無料お試しキャンペーン」など、
ユーザーに行動を促す強力な提案を行うことが効果的です。
オファーの内容は、ユーザーにとって価値のあるもの、そして時間限定のものなど、
行動を促進する要素を含めると良いでしょう。
3. CTAボタン
最後に、ファーストビューには明確なCTAボタンを配置しましょう。ユーザーが迷わず行動できるように、
目立つ位置にCTAを設置し、クリックを促すデザインにすることが重要です。
たとえば、ボタンの色をページ全体から際立たせ、視覚的な注目を集めるデザインにすることが効果的です。
また、CTAに書かれる文言も行動を促進するものであるべきです。「今すぐ申し込む」
「無料でダウンロード」などの、具体的なアクションを指示する表現を使うと、
コンバージョン率が向上します。
➤ファーストビューの改善を詳しく知りたい方:ファーストビューで変わるLPO!ファーストビュー最適化の改善策6選と注意事項を徹底解説
エントリーフォームの最適化、いわゆるEFO(エントリーフォーム最適化)も、
少ない予算で実施できるLPO対策の一つです。
フォームはユーザーがコンバージョンするための最終段階であり、
ここでの離脱は大きな機会損失となります。
フォームの最適化には、以下のような施策が有効です。
入力項目を最小限まで削減
必要最低限の情報だけを求めることで、ユーザーの手間を減らし、
離脱率を下げることができます。
入力項目が多いと、途中で入力をやめてしまうユーザーが増えるため、
入力項目を可能な限り削減することがポイントです。
B to B向け商材なら、商談確度を見極めるために役職などを聞きがちになりますが、
なるべく項目を減らしてください。
ただ、どうしても項目を減らすことができないなら、
EFOツールを利用することも対策の一つの打ち手になります。
また、予算委余裕がある場合も、同様にEFOツールを利用することを検討しましょう。
➤EFOの概要を知りたい方:EFOとは?LPOとの違い、入力フォーム最適化の施策21選、チェックリスト18項目を紹介
LPO(ランディングページ最適化)は、限られた予算やトラフィック数であっても、
コンバージョン率を向上させ、ビジネスの成果を大きく左右する非常に効果的な手法です。
アクセス数が多くても、コンバージョン率が低ければその価値は十分に発揮されません。
逆に、少ないトラフィックでもLPOを実施することで、収益を最大化することが可能です。
この記事で紹介した3つの具体的な施策、つまり「CTAボタンとその周辺の改善」
「ファーストビューの改善」「エントリーフォームの最適化(EFO)」は、
低予算でもすぐに実施できる効果的な方法です。これらのポイントに取り組むことで、
短期間でランディングページの効果を大幅に向上させることができるでしょう。
LPOは、ユーザーの行動を深く理解し、ユーザーが求めている情報や行動を的確に導く手段として、
費用対効果の高いマーケティング手法です。
PVやUUを増やすよりも、既存のトラフィックから最大限の成果を引き出すことができるため、
予算が限られている場合には効果的です。最適化の過程で得られるデータやユーザーの反応を基に、
継続的にページの改善を行っていくことで、さらに高い成果を得ることができるでしょう。