WMSとは、「Warehouse Management System」の略で、物流品質や生産性の向上につながる倉庫を管理するシステムのことです。物流の入庫や出庫、在庫管理などの倉庫内業務の効率化することで生産性を向上させることが可能となります。
本記事では、WMSの概要や基幹システム・TMSとの違い、導入する際のメリット・デメリット、選定のポイントについてご紹介します。
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WMSとは、物流の入庫・出庫・管理など倉庫内の運営をサポートするシステムのことです。導入することで、倉庫管理の正確性や作業のスピードアップができます。
また、倉庫内の在庫情報をリアルタイムで管理できるため、誤出荷などのミスも起こりにくい特徴があります。
WMSを導入する場合、入庫や出庫のスピードが上がったり、誤出荷のミスが減ったりなどの効果が見られます。
以下、2つの例を見ていきましょう。
作業スピードのアップ
入出庫の際に、WMSシステムによって倉庫内の場所が指示されるため、作業のスピードが上がります。
・ピッキング速度が40%上がった
・人員を半分に減らすことができた
このように作業効率が上がることで、スムーズに作業ができ、結果的に人員を減らすことも可能なのです。
誤出荷ミスの削減
バーコードを読み取ることで、リアルタイムの在庫数がわかるので、誤入荷ミスが減るなどの効果も見られます。
・誤出荷ミスが1/15に減り、出荷精度が上がった
・導入前は、毎日のように誤出荷が起きていたが、導入後はミスがなくなった
このように、WMS導入前は目視チェックのため、ミスが多かった作業も、導入してからはミスを減らせるなど、効率的な作業を実現します。
WMSと基幹システムは似ているため、違いがわかりづらいという方もいるかと思います。ここでは、それぞれの特徴を挙げて、違いを解説します。
WMS |
基幹システム |
物流の入庫・出庫・保管などの倉庫内の細かい運営をサポートするシステムのことです。さまざまな機能が実装されています。 |
既に導入されている企業がほとんど。大まかな在庫数の管理などはできるが、専用システムではないため、在庫の場所など詳細な状況をサポートすることはできないケースが多いです。 |
基幹システムだけでは補えない業務を、WMSでサポートをするといったイメージです。特に、入出庫作業のサポートがあるかないかが大きな違いです。
WMSを導入することで、入出庫のスピードアップや在庫の位置を把握できるため、その場の状況に合わせた作業が行えるのです。
WMSとTMSはどちらも在庫管理のことですが、管理する範囲が異なるので、以下で詳しく解説します。
WMS |
TMS |
入出庫管理や在庫管理、棚卸などの倉庫内の管理。 |
出荷後の在庫管理と配送の進捗管理。 |
TMSは、「Transport Management System」の略で、出荷後の配送管理全般を行うシステムのことです。WMSでも在庫管理はできますが、倉庫内の管理のみで、倉庫を出荷した後はTMSを使って管理していく必要があります。
TMSは主に、配車計画や運行管理をサポートするシステムのことです。
配車計画とは、運行スケジュールを自動割付と、トラックの台数やドライバーの手配を計画することとなります。運行管理とは、車載端末から情報を送信すると、車両状況を確認しながら、マネジメントすることなります。
WMSの機能には、さまざまな種類があります。ここでは、WMSの機能の中で基本的な6つの機能について、わかりやすく解説していきます。
WMSの種類によって機能は異なりますので、参考までにご覧ください。
機能名 |
詳細 |
入出庫管理 |
作業スピードが決まる大事な業務。WMSで、どの製品をどのくらい入荷させるのか把握可能。入荷予定リストや返品入荷などまとめて管理できます。 |
在庫管理 |
実在庫を正確に把握するために、在庫のリアルタイムデータを管理できます。 |
商品管理 |
商品の場所を正確に管理できます。 |
返品管理 |
入荷や出荷以外にも返品の有無によって在庫数が変動します。手作業で行うとミスが生じますが、WMSなら返品についても見逃しがありません。 |
帳票管理 |
発注書や納品書などの帳票もWMSでシステム化することで、まとめて管理、発行できます。業務効率化に貢献。 |
棚卸管理 |
月に1回など定期的に行わなくてはいけなかった棚卸し。WMSで自動化できれば人件費の削減や時短に繋がる。 |
このようにWMSには、さまざまな機能があります。他にも専門的な機能やカスタマイズされた機能なども数多く存在します。
導入後に「専門的な機能も欲しかったのに、基本的な機能しか付いていなかった。」という事態にならないように、自社の業務内容に合ったWMSを選びましょう。
ここでは、WMSのメリットを5つご紹介します。
上記でも挙げた通り、WMSを導入することによって、ミスの削減や在庫管理が正確にできるようになります。
具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
実際にWMSを導入した場合の効果についても記載していますので、ぜひご覧ください。
WMSでは、バーコードリーダーで読み取るだけで入出荷情報などが一目でわかり、ミスの削減に繋がります。
例えば、WMS未導入だと、入荷時の目視チェックには限界があり、ミスの早期発見が難しい場合もあります。しかし、WMSを導入すれば音や画面表示でアラートしてくれるため、入荷ミスを発見しやすいです。
なお、入荷時の在庫数を確認する際に、次のような検品方法をしていると、ミスが多くなります。
・中身は全て入っていると仮定して外箱の数だけで数えてしまう
・取引先に伝えた数通りだと信じて、数える作業を怠っている
このような作業方法が主なミスの原因です。
WMSを導入することで、在庫数のミスがほとんどなくなり、その他の業務に集中できるでしょう。WMSでは、出荷ミスが起こらないように、間違えた場合はエラーが出てお知らせしてくれるため、安心して作業ができます。
入出庫の作業で最も時間がかかるのは、倉庫内での商品探しと言われています。WMSを導入すれば、商品の位置を確認しながら進められるため、入出庫の作業スピードがアップします。
WMSを導入していないと、手作業での確認に時間がかかってしまいますよね。また、従業員によって作業スピードに差が出るので、終了時間が定まらないということも考えられます。
このような問題でも、WMSを導入することで、作業スピードが2倍になったというケースもあります。特に、時間のかかる使用期限やロットごとの商品管理にも対応するため、より効率良く業務を進められます。
WMSを導入することで、ロケーション管理が正確にできるようになります。ロケーション管理とは、倉庫内のどこにどの商品があるのかを把握して管理する機能のことです。
この機能のおかげで在庫管理がしやすくなり、作業の短縮に繋がります。もちろんWMS未導入でもロケーション管理は可能ですが、WMSを導入することでモバイル端末から一目で確認でき間違いが少ないです。
また、WMS未導入の状態では、在庫状況の確認といっても2日前や先月末など、最新の情報にタイムラグが発生しやすい状況でした。WMSを導入することで、リアルタイムに在庫状況が把握できるので、正確な管理が可能です。
WMSを導入せず、在庫の回転率が低い状態だと、過剰在庫として多くの在庫を抱えることになります。
WMSを導入して在庫の回転率を上げることで、下記のような効果が見られます。
・販売ロスを減らせる
・倉庫内のスペースを確保できる
・売れ筋商品の把握ができる
それぞれ1つずつ、解説していきましょう。
メリット |
詳細 |
販売ロスを減らせる |
賞味期限がある商品などのロスが減ることで、販売機会の損失が防げる。 |
倉庫内のスペースを確保できる |
在庫の回転率が上がることで、倉庫内のスペースを有効に使えるようになり、新入庫した在庫を置くスペースができる。 |
売れ筋商品の把握ができる |
売れ筋商品を把握することによって、在庫があるうちに多めの発注が可能。 |
このように、WMSを導入することで、倉庫内の在庫状況を正確に把握できるようになるため、在庫の回転率が上がります。そして、回転率が上がることによって、多くのメリットがあるのです。
販売ロスが多い、売れ筋商品を把握しきれていないという企業には、WMSの導入をおすすめします。
手作業では、ミスが起きやすいため、さまざまな工程でダブルチェックが必要になります。しかし、ダブルチェックには、作業時間も人件費も余分にかかってしまうのが問題です。
そこで、WMSを導入すれば、バーコードを読み取るだけで倉庫から在庫情報をリアルタイムに反映できます。そのため、ダブルチェックの必要がなくなり、作業時間を大幅に削減できるでしょう。
そして、手作業では人員がたくさん必要だった工程も、少人数で可能になります。
WMSのシステムを使えば、誰でも同じように作業ができるため、今まではベテランに頼りきりだった現場でも、負担が少なくなります。
WMSのメリットがわかったところで、次はデメリットを3つほど紹介させていただきます。一見メリットばかりのように思えるWMSですが、デメリットも存在します。以下のデメリットについて解説させていただきます。
WMSの導入自体にコストがかかるという点がデメリットとされています。
そのため長期的に見て、以下に2つのどちらがよいのかを検討した上で決めましょう。
・WMSを導入せずに人件費や時間、労力を使う
・WMSを導入して導入コストがかかる
WMSを導入するには、システムに倉庫作業の内容を設定するという工程が必要です。
その際、下記のようなデメリットがあります。
・設定作業に手間と時間がかかる
・スタッフが操作に慣れるまで労力がかかる
・WMS導入のマニュアル作成に時間がかかる
WMS導入期間中は、通常業務が滞らないようにしながら導入を進めるので、軌道に乗るまでが大変です。
これらの理由で、本当はWMSを導入したいけど迷っているという企業も多くいます。
そのような場合は、基本的な機能のみで構成されているWMSパッケージソフトを選択すれば、導入までの時間や手間がかかりません。
導入に手間や時間をかけたくない企業が、どのようなWMSの種類を選ぶべきなのかは、記事の後半でご紹介していきます。
導入目的に合わないシステムを導入してしまうと、下記のようなトラブルに繋がります。
・基本的なシステムしか入っていなかった
・本来必要のないシステムを選んでしまった
・使いこなせないシステムがあった
このような問題が起こる可能性がありますが、導入前のリサーチをしっかりすることで解決できます。
必要のない機能が搭載されていると、費用が高額になってしまうことも考えられるため、よく確認しましょう。
WMSには大きく分けて3つの種類があります。
自社に最適な内容のWMSを導入するためには、3種類のWMSについて理解することが大切です。WMSの違いを理解した上で、自社に合ったWMSの種類を選びましょう。
以下で、種類の比較をしています。
WMSの種類 |
詳細 |
WMSパッケージソフト |
カスタマイズなどはほとんどなく、基本的な機能のみ。 |
WMSクラウド |
自社でサーバーを管理しなくてもよい。カスタマイズ性は低いが、月額制のサービスが多いため取り入れやすい。 |
WMSオンプレミス |
自社でサーバーを管理。カスタマイズ性が高い分コストも高い。 |
例えば、以下のような質問などから自社の状況を見極めて、WMSの種類を選んでみるのはいかがでしょうか?
・カスタマイズは必要なのか?
・コストはどのくらいかけられるのか
・クラウドの方が操作しやすいのか?
WMSの詳細な特徴とそれぞれのメリット・デメリットを下記で解説します。
WMSパッケージソフトは、カスタマイズが必要ないため、導入しやすいのが特徴です。物流量が少なく、基本的な機能で充分という企業におすすめのWMSです。
価格はシステムや内容によって異なりますが、百万円〜導入できます。
メリットは下記の2つです。
・短期間で導入ができる
・導入しやすい価格帯
パッケージソフトは、カスタマイズ性が低いため、短期間で導入できます。
また、クラウドやオンプレミスに比べて、安価な価格帯のものが多いため、費用面で悩んでいる企業も導入しやすです。
次にデメリットを2つご紹介します。
・カスタマイズができない
・追加で機能を付ける場合、費用や時間がかかってしまう
これらのデメリットが挙げられます。基本的にカスタマイズできないものが多いため、自由に機能を付けたいという企業には不向きです。
機能を追加することも可能ですが、その分価格が上がってしまいます。
導入前に、そのパッケージソフトには、どのような機能が付いているのかを確認し、納得した上で導入しましょう。
既に構築されたシステムにインターネットを介して倉庫管理を行うシステムです。自社でサーバーを構築・運用する必要がないため、導入に手間がかかりません。
基本的には、初期費用はかからず月額制となっています。
月々の費用は数万〜数十万円のものがほとんどで、コストが低いのが導入しやすいポイントです。手間もコストもあまりかからないため、導入のハードルが低いのが特徴です。そのため中小企業を中心に活用されています。
メリットは、主に下記の3点です。
・初期費用がかからないこと
・自社でサーバーを運用する必要がないこと
・クラウド型なのでマルチデバイスで操作できるkと
デメリットは、下記の2点です。
・カスタマイズ性が低い点
・インターネット障害が起きてしまった時には使用することができない点
障害が起きた時に、どう対処するかまで検討していく必要があります。また、クラウド型は月額制のため、長く使えば使うだけ費用がかさんでしまいます。
例えば、月額10万円程のWMSクラウドを契約するとしたら、1年程でWMSオンプレミスの価格と同じくらいになることも想定されるのです。
初期費用がかからないので導入がしやすいですが、長期利用の予定であれば、下記のオンプレミスも検討してみるといいかもしれません。
自社のサーバーを使って構築していくオンプレミスです。カスタマイズ性が非常に高く、必要な機能だけを導入するなどして、自社に合ったシステムを構築できるのが特徴です。
主に、大手企業で物流量が多い場合は、オンプレミス型にした方がスムーズに作業ができます。
しかし、カスタマイズが自由にできて便利な分、コストは高額になり、導入までに長い期間がかかってしまいます。
費用は数百万円〜導入可能です。
メリットは下記の3点になります。
・カスタマイズ性が高いこと
・一度導入してしまえば、快適に作業を進められること
・質の高いセキュリティシステムが保証されていること
これらがメリットとされています。
カスタマイズ性が高いので、自社オリジナルの快適なシステムが作れるところが特徴です。
デメリットは、下記の3点です。
・コストが高額な点
・導入までに手間と時間がかかる点
・専門の人材を育成または新規で人材を募集しなければならない点
これら3つのデメリットが考えられます。
特にコストが高額な点が悩まれるポイントかと思われます。
オンプレミス型の費用は会社によってさまざまですので、ご予算に応じて検討しましょう。
WMSの種類について理解できたところで、ここではWMSを選ぶポイントをご紹介します。一度WMSを導入した後に、別のWMSに選び直すとなると、余計な費用や労力がかかってしまいます。
そこで導入前に、どのような選定ポイントがあるのかをチェックしていきましょう。
WMS導入の予算を決める
まずは、3種類のWMSそれぞれの価格を理解し、自社の規模に合った価格のWMSを選択します。
初期費用で数百万円を支払えるのか、月額制のクラウドにした方が自社に合っているのかなどを事前に決めましょう。
自社に必要な機能があるかで選ぶ
WMSによって標準機能はさまざまですので、自社の業務内容に合っているWMSを選びましょう。
必要な機能が入っていなかったり、逆に必要のない機能が入っていたりなどの事態にならないように、導入前に必ず確認する必要があります。
システムとの連携を確認
すでに導入しているシステムとの連携が可能なのかも選定の重要なポイントです。
特に、在庫管理システムや販売管理システムなどの主要なシステムとの連携が可能かは先に確認しておくと安心ですね。
ただし、ほとんどのWMSで連携が可能な場合が多いので、あまり気にしなくてもよいでしょう。
サービスの規模で選ぶ
自社の従業員数や売上規模に合ったWMSを選びましょう。
規模が大きい企業だと、容量が足りないなどの問題が生じる場合もあります。
また、特定の業種に強いWMSもあるので、自社の行っているサービスがどのWMSにマッチしているのかを確認することも大切です。
サポート体制を確認
初めてWMSを導入する場合は、24時間対応があったり、電話やメールで気軽に問い合わせができたりなど、サポート体制がポイント。
また、障害時には復旧時間短縮のために、リモートでのメンテナンスが可能なWMSを選べば、いざトラブルが起きた際も迅速で安心です。
どの種類のWMSが自社に合っているかを確認して、最適なWMSをお選びください。
下記の20社のWMSをご紹介します。
1.クラウドトマース
2.W-KEEPER
3.COOOLa
4.ONEsLOGIクラウド
5.W3 mimosa
6.SLIMS
7.LIFE-Vision
8.iWacs
9.ZIZAIA(ジザイア) WMS
10.iWMS
11.FUJITSU ロジスティクスソリューション LOMOS/DJ
12.Connected Linc
13.スマブツ
14.LMS-GLOBAL
15.ORBIS-VI
16.ONEsLOGI
17.Super-Vision
18.AMI(G2)
19.HYPERSOL WMS 倉庫管理システム
20.mylogi
画像引用元:クラウドトーマス【公式サイト】
提携形態 |
WMSクラウド |
特徴 |
スマートフォンで操作が可能。Wi-Fi工事が不要 |
費用 |
基本利用料(1〜5アカウントまで)¥75,000/月〜、追加アカウント料(1アカウントごと)¥5,000/月 |
機能 |
出荷指示・出荷管理・入荷管理・返品管理・商品管理・在庫管理など |
売上規模 |
中小企業 |
従業員規模 |
小規模~ |
クラウドトーマスは、アプリ版のシステムで、スマートフォンがあれば作業可能なのが特徴です。スマホ端末とスキャナを付けたままハンズフリーで作業もできるので、作業効率の向上にも繋がります。
Wi-Fi工事が不要なのも嬉しいポイントWi-Fi環境を新しく導入する必要がなくなるので低コスト・最短での導入が可能です。
また、大規模物流現場向けに、クラウドトーマスProというサービスもあります。会社の規模や作業内容が合っていれば、クラウドトーマスProの検討もしてみましょう。
・現場スタッフが15名以上
・出庫工程でロボットやマテハン機器の連携が必要
・複雑なカスタマイズが必要
これらの環境であれば、クラウドトーマスProの導入がおすすめです。
クラウドトーマスについて更に知りたい方は、このページ「クラウドトーマスとは?特徴や機能、利用料金、導入事例を紹介」を読んでみてください。
提携形態 |
WMSクラウド |
特徴 |
複数の拠点や多様な商品への対応が可能 |
参考費用 |
¥5,000,000 |
機能 |
入出庫管理・入出荷管理・棚卸など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
50名以上 5,000名未満 |
W-KEEPERは、他システムとの連携をマッピングだけで簡単に連携可能です。また、汎用KEY(在庫管理キー)で、ロット管理やSKU管理を簡単に行えます。
すべての機能において、日本語・中国語・英語をログイン時に選択することができるため、日本人以外の従業員でも使えます。
また、海外に拠点を持ちたいという企業にもぴったりです。
注意点としては、W-KEEPERはWindowsのみに対応しているため、Macを使用する企業には不向きです。
画像引用元:COOOLaの公式サイト
提携形態 |
WMSクラウド |
特徴 |
個別要望に対応するイージーオーダー型のWMS |
費用 |
¥50,000/月〜 |
機能 |
検品処理・返品管理・消費期限管理・ロット管理・複数倉庫対応・複数荷主対応など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
初めて使う方でも、簡単に使いこなせるようなデザインと操作性です。
また、セクションに関係なく、作業の進捗状況を一覧で表示することができます。
進捗率は色分けして表示されるため、状況を把握しやすいのが特徴です。
更に知りたい方は、このページ「COOOLaとは?主な機能と導入事例を紹介」を読んでみてください。
提携形態 |
WMSクラウド |
特徴 |
日立物流グループの豊富な物流ノウハウを反映した倉庫管理システム |
費用 |
¥100,000/月〜 |
機能 |
入出庫管理・入出荷管理・在庫管理・棚卸管理など |
売上規模 |
10名以上から |
従業員規模 |
10億円以上 |
ONEsLOGIクラウドは、オンラインによりどの場所にいても商品の場所が一目でわかります。また、ロットや期限日、ロケーション別の在庫確認が可能です。
BtoB、BtoC業務の混在に対応したシステムで、多様な取引形態に柔軟に対応することができます。
例えば、送り状発行システムへのデータ連携が可能だったり、通販3大モールの受注データ連携に対応が可能だったりします。
画像引用元:W3 mimosaの公式サイト
提携形態 |
WMSクラウド |
特徴 |
即時導⼊が可能なクラウド型倉庫在庫管理システム |
費用 |
¥10,000/月〜 |
機能 |
消費期限管理・ロット管理・荷姿管理など |
売上規模 |
全ての機能に対応 |
従業員規模 |
全ての機能に対応 |
W3 mimosaは、高機能な業種別テンプレートをはじめとした、150種類以上の機能を標準搭載しています。
料金プランは3種類
・従量課金プラン:1万円/月+出荷伝票数に応じた課金
・定額プラン:¥5万円/月
・カスタムプラン:個別にお見積もり。自社に必要な機能のみを利用したい場合や複数拠点を管理したいなどのカスタマイズができます。
W3 mimosaを更に知りたい方は、このページ「W3 mimosaとは?主な機能と利用料金、導入事例を紹介」を読んでみてください。
提携形態 |
WMSクラウド |
特徴 |
リアルタイムな進捗管理と物流センターのマネジメントを実現 |
費用 |
¥140,000/月〜 |
機能 |
入出庫管理・入出荷管理・ロット管理・返品管理など |
売上規模 |
100億円以上 |
従業員規模 |
250名以上 |
SLIMSは、中小〜大手企業におすすめのシステムとなっています。デジタル技術・ロボットを活用しています。
AI画像検品や自動搬送ロボット(AGV・GTP)などの最新デジタル機器との連携も可能です。
提携形態 |
WMSクラウド |
特徴 |
日用品・生活雑貨向けのクラウド物流システム。特に、ホームセンターやディスカウントストアなどの倉庫管理に便利なシステム |
費用 |
別途お問い合わせ |
機能 |
入出荷管理・在庫管理・賞味期限管理・棚卸管理など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
LIFE-Visionは、万全の災害対策・情報セキュリティ設備の整った自社データセンターを利用したクラウドシステムとしてご提供。
また、在庫型のセンターだけでなく、通過型(TC-I、TC-II)のセンターにも対応しています。小売店向けの物流センターにも導入可能です。
提携形態 |
WMSパッケージ |
特徴 |
QRコードで読み取るだけの簡単なシステム |
費用 |
¥4,000,000〜 |
機能 |
複数倉庫対応、複数荷主対応 |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
iWacsは、パソコンへのインストールが不要なシステムです。パッケージタイプなのに柔軟なカスタマイズができます。低コスト・短期での導入が可能な点が嬉しいです。
基本的な機能は、複数倉庫や複数荷主に対応する機能のみとなります。そのため、さまざまな機能が付いていると使いこなせないという企業に最適です。
提携形態 |
WMSパッケージ |
特徴 |
パッケージ内容を自在に変更できる管理システム |
費用 |
¥5,000,000~ |
機能 |
入出荷管理・在庫管理・分析管理・返品管理など |
売上規模 |
100億円以上 |
従業員規模 |
100名以上 |
ZIZAIA(ジザイア) WMSは、新発想のフレームワークで、業務効率を高めるために行うパッケージ変更を、追加費用が発生しないようになっています。契約時のライセンス価格で使える点がポイントです。
また、主要メーカーのハンディターミナルに対応しています。
スマホやタブレット、モバイルPCなどにも標準対応しているので、使いやすいのが特徴です。
提携形態 |
WMSパッケージ・WMSクラウド |
特徴 |
パッケージ・クラウドどちらでも対応可能なので、自社に最適な機能を選べる。物流に関して豊富な経験のある株式会社フレームワークスによる運営 |
費用 |
パッケージ:初期導入は¥10,000,000、2荷主目以降は¥5,000,000。 クラウド:¥50,000/月~。システム導入時の初期費用やカスタマイズ費用は個別見積 |
機能 |
入出庫管理・在庫管理・棚卸管理など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
iWMSは、3つの種類があります。
・パッケージソフト(フラッグシップモデル):「iWMS G5」
・パッケージソフト(標準テンプレ、低コスト):「iWMS G5-SP」
・クラウド版:「iWMS X5」
この3つの種類があるので、それぞれの要望にマッチしたサービスを選べます。iWMS G5は、フラッグシップモデル。顧客ニーズの高い機能が充実しています。そしてiWMS G5-SPは、iWMS G5の機能はそのままに、より実践的な標準テンプレートに絞ったシステムとなっています。
多くの機能はいらないのでコストを下げたいという企業におすすめです。
クラウド版のiWMS X5は、ハンディターミナルによる効率アップなどクラウドならではのサービスを利用可能となります。
提携形態 |
WMSパッケージ |
特徴 |
在庫管理や作業効率化の向上を実現 |
費用 |
別途お問い合わせ |
機能 |
在庫管理・情報共有・作業管理・マテハン連携など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
FUJITSU ロジスティクスソリューション LOMOS/WMSの中には4つのパッケージがあります。
この中でも、物流や在庫管理に特化したパッケージが LOMOS/DJとなっています。
導入することで、物流の課題となっているコスト削減や品質向上、スピードアップなどが改善できます。
また、パッケージソフトなので、短期間・省コストでの導入が可能なWMSです。すぐに導入したい方は検討してみてくださいね。
画像引用元:Connected Lincの公式サイト
提携形態 |
WMSパッケージ・WMSクラウド・WMSオンプレミス |
特徴 |
自社に合ったプランを選べる。作業の見える化・標準化が可能 |
費用 |
パッケージ版:別途お問い合わせ |
機能 |
在庫管理・入出庫管理・入出荷管理・棚卸管理など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
Connected Lincはパッケージ・クラウド・オンプレミスの3種類から自社に合う種類を選べます。入出荷データやマスタデータの見える化が実現して、作業進捗の把握がスムーズにできます。作業データが保存されていくため、簡単にデータ検索が行えるようになります。
商品のお問い合わせがあった際に、データを探す時間の削減にも繋がります。
また、WMS導入のスピードが早く、特にカスタマイズがなければ、最短2週間で導入できるとのことです。お急ぎの方でも素早い設置が可能なのは嬉しいですね。
カスタマイズがある場合は、通常のWMSと同じように導入に3〜6ヶ月程はかかるとのことです。
Connected Lincについて更に知りたい方は、このページ「Connected Lincとは?その特徴と導入事例を紹介」を読んでみてください。
提携形態 |
WMSパッケージ |
特徴 |
多様な在庫保管形態に適応するWMS |
費用 |
別途お問い合わせ |
機能 |
入出庫管理・返品管理・期限管理・ロット管理・棚卸管理など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
スマブツは、1つの倉庫だけでなく複数倉庫にも対応しており、リアルタイムの有効在庫数を把握できます。
また、さまざまな業種に対応しており、製造業・卸売業・小売業などの倉庫管理が可能です。
特殊な業務への対応は、個別にカスタマイズができるので安心です。
提携形態 |
WMSオンプレミス |
特徴 |
グローバルな倉庫管理システム |
費用 |
別途お問い合わせ |
機能 |
複数倉庫対応、複数荷主対応 |
売上規模 |
500億円以上 |
従業員規模 |
500名以上 |
LMS-GLOBALは、国際物流が可能なシステム。輸出入に関する情報を管理できます。ハブ機能では、情報を収集・管理するなどの一括管理が可能です。
在庫は輸入国側と輸出国側のどちらも可視化ができるため、輸出入の際の在庫を全行程通じて管理できます。
提携形態 |
WMSオンプレミス・WMSクラウド |
特徴 |
さまざまな業界・業種に対応できるWMS |
費用 |
¥1,650,000~ |
機能 |
入出庫管理・在庫管理・検品・帳票・ラベル発行 その他 |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
ORBIS-VIは、クラウド型とオンプレミス型の2種類の中から選べます。ロット管理やロケーション管理などの詳細な在庫管理ができるのが特徴です。
操作性も高いのが嬉しいポイント。従業員の方が使いやすいことを意識したシステムとなっています。
以下のような便利な機能があるため、操作性が高く作業効率も上がります。
・あいまい検索機能
・Web機能
・データの即時更新(伝票入力→在庫、受払、請求へ反映)
また、標準機能だけでも充実しているため、低コスト・短期間での導入が可能です。すぐに導入したいという企業におすすめです。
提携形態 |
WMSオンプレミス |
特徴 |
生産性の向上と物流品質改善の両立の実現を目指す企業向けのシステム |
費用 |
別途お問い合わせ |
機能 |
入出荷管理・在庫管理・棚卸管理・返品管理など |
売上規模 |
50億円以上 |
従業員規模 |
100名以上 |
ONEsLOGIにはクラウド版もありますが、ここではオンプレミス版をご紹介させていただきます。メーカー物流や小売、アパレルなど幅広い業種に対応しています。
作業の見える化で、分析力の強化や作業効率の向上を実現します。
入出庫作業の作業進捗をリアルタイムで可視化することで、庫内作業の効率化を支援します。
提携形態 |
WMSオンプレミス・WMSパッケージ・WMSクラウド |
特徴 |
食品製造向けの管理システムなので、温度管理で鮮度が保たれる |
費用 |
別途お問い合わせ |
機能 |
入出庫管理・在庫管理・ロット管理・温度管理・不定貫管理など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
Super-Visionは、量販店・食品製造向けの物流システムで、食品向けのため、鮮度や賞味期限の管理ができます。温度管理では、常温・冷蔵・冷凍の管理がスムーズに行えるので、食品を扱う企業には嬉しいシステムです。
また、不定貫管理にも対応しているため、重量管理も可能です。個体ごとに重量が異なる、食肉や魚などの量り売りをする場合にはとても便利な機能ですね。
提携形態 |
WMSオンプレミス |
特徴 |
グローバル志向の倉庫管理システム |
費用 |
別途お問い合わせ |
機能 |
入出荷管理・ロケーション管理・棚卸管理など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
AMI(G2)は、オム二チャネル対応のグローバルな柔軟性のあるシステムです。ECサイトや百貨店、量販店などのさまざまな販売ルートに対応したインターフェイスに対応できます。
また、EXCEL/CSVとの連携が可能で、マスターデータや取引データなどは、簡単にダウンロード・アップロードできるため、作業効率が高くなります。
提携形態 |
WMSオンプレミス・WMSパッケージ |
特徴 |
製造業向けのWMSで、庫内の管理を一括サポート。 |
費用 |
別途お問い合わせ |
機能 |
入出庫管理・返品管理・期限管理・ロット管理など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
HYPERSOL WMS 倉庫管理システム(旧製品名「検品の達人」の名称を変更)は、上位システム連携機能で、入庫予定や実績等のデータは、CSVファイルで上位システムと連携できます。
また、日々の業務が止まらないように、営業・システムエンジニア・インフラエンジニアがいつでもサポートしてくれるのが特徴です。
トラブル時の対応方法や操作方法などを気軽に聞けるのは嬉しいですね。
画像引用元:mylogiの公式サイト
提携形態 |
WMSクラウド |
特徴 |
ECおよびShopify特化の物流管理ソフト |
費用 |
mylogiECの場合/初期費用:100,000円、月額費用:30,000円 |
機能 |
多モール対応受注管理、フリーロケーション(棚管理)、まとめピッキング&出荷検品、コールセンター機能、在庫自動引当て、カンタン帳票出力、バーコード管理、出荷完了メール一括送信、履歴管理・荷物追跡など |
売上規模 |
全ての規模に対応 |
従業員規模 |
全ての規模に対応 |
mylogiは、ECおよびShopify特化の物流管理ソフトです。
複数倉庫における「かんたん在庫移動」「自動で売り上げデータ計上」「誤出荷なしの検品機能」など、ECサイトにおける物流管理に必要な機能が完備されています。
また、ボタンひとつでメールを配信、管理画面で配送状況を確認できるなど、操作性も優れています。
mylogiについて更に知りたい方は、このページ「mylogiとは?主な機能と利用料金、外部連携システムを紹介」を読んでみてください。
本記事では、WMSの概要や基幹システム、TMSとの違い、WMSの種類別の特徴をご紹介しました。
WMSを導入することで、作業効率がアップしたり、人件費を削減できたりと多くのメリットがありました。
WMSは、倉庫管理において欠かせないシステムと言えるでしょう。
手作業で対応していた業務をシステムに任せることで、人為的ミスを未然に防ぎ、結果的に企業の信頼を高めることが可能です。
また、同時に作業効率が高まり売上アップにも貢献するでしょう。
自社の信頼や価値を高めるためにも、WMSの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
本記事で挙げたWMSの特徴や選び方を参考にして、自社に合ったWMSをお選びください。