ファーストビューとは、あなたのWebサイトの「顔」とも言える部分です。
訪問者がサイトにアクセスして最初に目にする部分であり、ここでそのサイトの印象がほぼ決まります。
検索エンジン(Googleなど)からの検索結果や、サイト内の広告、SNS(FacebookやInstagramなど)で
見た広告からアクセスしてきた場合でも同じです。
どのような経路で訪問したとしても、サイトの第一印象が最も重要です。
この第一印象は、わずか1秒以内に決まると言われています。
この記事では、ファーストビューの意味やその重要性について分かりやすく解説します。
さらに、ファーストビューがあなたのビジネスにとってなぜ重要なのか、
その理由を詳しく説明し、改善のための具体的な方法もご紹介します。
目次 [ 非表示 表示 ]
ファーストビューとは、ユーザーがWebサイトを訪れた際に、スクロールせずに最初に目にする画面の部分のことです。
この部分には、サイトのタイトルやサービス内容、商品イメージ、心を掴むキャッチコピーなどが含まれます。
ファーストビューが訪問者の心を掴むかどうかで、その後の行動に大きな影響を与えます。
ファーストビューが魅力的であれば、サイト内での行動やコンバージョン(目的達成)につながりやすくなります。
また、ファーストビューの表示範囲は、使用するデバイスによって異なります。
PCでは広い画面を活かして多くの情報を一度に表示できますが、
スマートフォンでは画面が小さいため、限られた情報しか表示できません。
そのため、それぞれのデバイスに適したデザインや構成が求められます。
ファーストビューには以下の要素が必要となります。
キャッチコピー
サイトやページに掲載された商品やサービスの価値を、瞬時に伝える一言。
この一言がユーザーの興味を引き、さらなる情報を「もっと知りたい」という欲求や行動を
促すものでなければならなりません。
メインビジュアル
ユーザーの視線を引きつける画像や動画を使います。
このメインビジュアルは単なる装飾ではなく、訪問者の興味を瞬時に捉え、
サイト内での行動を促すために極めて重要な役割を果たします。
また、キャッチコピーと関連性のある画像にすることで、さらに効果的にユーザーの行動や
関心を引き出せます。
コール・トゥ・アクション(CTA)
ユーザーに次の行動を促すボタンやリンクを設置します。
CTAには、「今すぐ購入」「詳しく見る」「お問い合わせ」など、具体的で行動を起こしやすい言葉を使うことが重要です。
さらに、緊急性や安心感を与える表現を盛り込むことで、ユーザーが迷わず行動できるようになります。
これらの要素を効果的に配置することで、ファーストビューがユーザーに与える印象を最大化し、
サイト内での行動を促進できます。
ファーストビューは、Webサイトやランディングページを訪れたユーザーの心を掴む上で非常に重要です。
なぜなら、訪問者はサイトにアクセスしてから最初の1秒で、
そのサイトに留まるか離脱するかを判断することが多いからです。
そのため、デザインの見た目が悪かったり、わかりにくかったりすると、
その時点でユーザーは離脱する可能性が高いです。
だからこそ、Eコマースサイトやランディングページでは、
ファーストビューの良し悪しがコンバージョン率に直接影響を与えます。
ファーストビューを改善することは、ビジネス成功のカギとなります。
そのため、例えば、ランディングページのファーストビューにおける直帰率が少なくとも30%を超える場合は、
ファーストビューを改善した方が良いかもしれません。
また、コーポレートサイトなどの通常のサイトでも離脱率が50%を超える場合は、
ファーストビューの最適化を検討するべきでしょう。
ファーストビューは、訪問者が最初に目にするエリアです。
商品やサービスを販売するランディングページの場合、
商品やサービスのメリットを瞬時にユーザーにイメージづける画像を使うことが重要です。
ファーストビューに動画を組み込むことで、商品やサービスの特徴を一瞬で分かりやすく伝えることができます。
動きや音を伴う動画は、静止画像やテキストよりも圧倒的に多くの情報を伝えることが可能で、
その情報量は約5,000倍とも言われています。
動画は強いインパクトを与えるため、ユーザーの注意を引きつけ、サイトに留まる時間を延ばす効果があります。
キャッチコピーは、ターゲットユーザーの悩みや課題に寄り添い、その解決方法や
具体的なメリットを明確に伝える必要があります。
このコピーがユーザーの共感を得て心を動かせば、「もっと知りたい」と思わせ、
次の行動を促す力を発揮します。
ただし、過剰な表現や誇張しすぎたメッセージは逆効果です。
不信感を与え、サイトの信頼性を損なう可能性があるため、誠実で適切な内容に留めることが重要です。
CTAボタンは以下のポイントでいろいろと工夫をして見て下さい。
視認性を高める
CTAボタンはファーストビュー内で目立つ位置に配置し、
一目で分かるデザインにしましょう。
視認性が低いとユーザーが気づかず、行動に繋がらないことがあります。
心理的ハードルを下げる文言にする
ボタンのテキストは、ユーザーがクリックしやすい内容にします。
例えば、「無料で資料請求する」「今すぐダウンロード」など、行動のハードルを下げる言葉を使うのが効果的です。
緊急性と独自性を追加してみる
ボタン周辺に「今行動すべき理由」を伝える工夫を加えることで、ユーザーに行動を促せます。
例えば、セミナー参加を促す場合は「残席わずか!無料セミナーの席を確保する」のような
緊急性を強調する文言が効果的です。
心理的安全性を考慮する
ユーザーが行動しやすくなるよう、安心感を与える情報を追加しましょう。
たとえば、「セミナーをキャンセルする際に連絡は不要です」といったメッセージを
CTAボタンの下に配置することで、心理的負担を軽減できます。
ボタンの色を真剣に考える
CTAボタンの色は、背景や周囲のデザインからしっかり目立つ色を選びます。
色の選定はブランドイメージと調和しつつ、ユーザーの視線を引きつけることを意識してください。
ユーザーがどのデバイスからアクセスしても最適な体験を提供すること、それがデザインの真髄となります。
ファーストビューにおいてもデスクトップ、タブレット、スマートフォンなど、
ユーザーが使用するデバイスに合わせてサイズを調整し、見やすさや使いやすさを追求することが重要です。
ディバイスごとの参考サイズ
以下は参考値としてください。
PC(デスクトップ)
横幅:1000px〜1200px
高さ:550px〜600px
タブレット
横幅:768px
高さ:最大1080px
スマートフォン
横幅:365px
高さ:650px
ウェブページの読み込み速度は直帰率に大きな影響を与えます。
美しい大きな画像をメインビジュアルに使用することは効果的ですが、解像度が高すぎると表示に時間がかかる場合があります。
グーグルの調査によるとページの読み込みが5秒遅れるだけで直帰率が90%上昇することが判明しています。
ターゲットユーザーがよく利用するデバイスに合わせて、画像のサイズと容量を最適化することが重要です。
なぜなら画像の表示に時間がかかるとユーザーが離脱する可能性があるからです。
ユーザーの視線は一般的にZ字パターンで動くと言われています。
これは、左上から右上、右上から左下、左下から右下へと移動するパターンです。
この視線の動きを利用して要素を配置することで、ユーザーにとって自然で見やすいデザインとなり、
情報を効率的に伝えることができます。
左上部分
ユーザーの視線が最初に向かうのが左上です。ブランドのロゴとユーザーの心に刺さるキャッチコピー、
もしくはユーザーが誰かと分かるコピーを配置します。
これにより、訪問者がサイトの主旨をすぐに理解し、商品サービスへの関心を持つきっかけを作ることができます。
中央部分
中央部分には、ユーザーの視線を引きつけるとキャッチコピーを配置します。
そうすることでユーザーの視線が自然と中央に引き寄せられ、サイトの価値を一瞬で伝えることができます。
右下(下部)部分
最後に視線が移動する右下には、CTAボタンを配置します。
この位置は、ユーザーがページ全体を一通り確認した後に行動を起こしやすい場所です。
訪問者が自然にアクションを起こせるよう、
具体的な行動を思わず起こしてしまうコピーを記載したボタンを設置しましょう。
ファーストビューの作成は以下のような手順で行うとよいでしょう。
ファーストビューは、ユーザーが最初に目にする部分であり、そのページの目的を的確に伝える役割を担います。
以下のように目的に応じて、設計内容を明確にしましょう。
商品販売
商品の魅力を伝え、購入を促進するため、目を引くビジュアルや明確なCTAボタンを設置します。
リード獲得
見込み客の情報を収集するため、無料トライアルやウェビナー登録を強調した構成にします。
ブランド認知度向上
ブランドの価値や独自性を訴求するため、ストーリー性のあるメッセージやビジュアルを使用します。
可能なら数値目標も設定しましょう
次に、具体的な数値目標を設定します。これにより、ファーストビューの効果を測定し、
改善するための指標が明確になります。
以下に、設定すべき目標の例を挙げます。
ファーストビューでの離脱率
ランディングページなら30%、
コーポレートサイトのような通常サイトでも50%の離脱率を一つの目安としましょう。
ターゲットユーザーの詳細なプロフィールを作成しましょう。
既に既存顧客がいる場合とこれから商品サービスの販売を開始する場合では、やり方が少し異なります。
既存顧客がいる場合
既に自分たちのサービスを利用している顧客に対して、
年齢、性別、職業、興味関心、ユーザーのニーズなどの情報を収集することが大切となります。
新商品・サービスの場合は、仮設立てをしてください。
1. 年齢と性別
商品・サービスを利用しているユーザーの年齢と性別を確認しましょう。
2. 職業と収入
商品・サービスを利用しているユーザーのユーザーの職業と収入を把握することで、
彼らの経済状況や購買力を理解できます。
高収入のプロフェッショナルは高品質でプレミアムな商品を求めることが多く、
専業主婦は家族のニーズに合った商品やサービスを求める傾向があります。
3. 興味関心
商品・サービスを利用しているユーザーもしくは見込み顧客の興味関心を把握することで、
どのようなコンテンツが彼らに響くのかを見極めることができます。
趣味やライフスタイルに基づいたコンテンツを提供することで、
ユーザーのエンゲージメントを高めることができます。
4.ユーザーニーズ
既に販売している商品・サービスなら、既存顧客が何を求めてかったのか、
どのような問題を抱えていたのか、それを自社の商品サービスを使って
どのように解決したのかをヒアリングするとよいです。
新規商品やサービスを展開する場合
この場合、まだ販売が始まっていない場合には、
まずターゲットユーザーが抱える問題や求めているものを仮定することが重要です。
この仮説を立てるために、先ほどの1~4の項目はそのまま活用することができます。
ファーストビューが成功するかどうかは、訪問者の心をつかむキャッチコピーにかかっています。
以下のポイントを取り入れて、効果的なキャッチコピーを作りましょう。
メリットや成果を明確に伝える
商品やサービスがもたらすメリットや成果を強調し、瞬時に理解できるようにします。
例えば、「売上を2倍にする簡単な方法」や「たった10分で疲労回復」といった
具体的なベネフィットを示す言葉が効果的です。
簡潔でインパクトのある表現を使う
キャッチコピーは短いほど効果的です。
強力な言葉を選んで、ユーザーの注意を瞬時に引きつけましょう。
ユーザーの感情に訴える
キャッチコピーに感情を揺さぶる要素を加えることで、ユーザーの心に響きやすくなります。
恐れ、喜び、期待など、ユーザーが共感できる感情を刺激しましょう。
「失敗を恐れない成功法」や「夢を叶える一歩」といった表現は、
ユーザーの心を動かし、行動を促す力があります。
まず最初に、ファーストビューにCTAボタンを設置するかどうかを考える必要があり、
ページの目的や誘導方法に応じて決めることが重要です。
CTAボタンを少し変えるだけで、クリック率が20%〜100%も変わることがあります。
そのため、効果的なCTAボタンを作るためのポイントを以下にまとめます。
CTAの文言でクリック率を向上させるポイント
CTAボタンのテキストは、ユーザーに具体的な行動を促すものである必要があります。
以下のポイントを考慮して、効果的な文言を選びましょう。
緊急性、希少性を活用する
ある一定の期間しか申し込めない、もうすぐ締め切りなど緊急性の演出、
もしくは ●個限定など限りがある場合、申し込めないと損することになるので、
損をしたくないという気持ちが生まれて申し込みたくなります。
ただ、この緊急性と希少性で重要なことが何かというと、
これが真実であるということです。
例えば、キャンペーン申込みは明日までと訴求しておいて、
実際には、その1ヶ月後くらいから全く同じキャンペーンが始まったら、
過去のキャンペーンにて購入した方にとってあまり良い気分ではございません。
このことが原因となって、場合によっては二度と買わなくなることもゼロではありません。
心理的負担を感じさせない文言を選ぶ
CTAボタンの文言は、ユーザーにとって簡単で手間がかからない印象を与える内容のほうがよいです。
ユーザーが行動を起こす際の心理的抵抗を少なくするもしくはなくすような文言を選ぶことによって、
ユーザーはアクションを起こしやすくなります。
例えば、「セミナーに予約する」という文言よりも、「席を確保する」の方が、
より気軽で簡単に感じられるでしょう。
このように、ユーザーが「とりあえず試してみよう」と思えるような言葉を選ぶことで、行動を促しやすくなります。
繰り返しになりますが、ここで大切なのは、ユーザーの不安や負担をできるだけ減らすことです。
「簡単そう」と思わせることで、心理的なハードルを下げ、結果としてクリック率やコンバージョン率を高めることができます。
CTAボタンの色でクリック率を向上させるポイント
CTAボタンの色でクリック率が大きく変わります。
CTAボタンの適切な色を選定することで、ユーザーの目を引き、行動を促すことができます。
以下に、CTAボタンの色に関する重要なポイントは以下になります。
1. コントラストを重視する
CTAボタンの色は、ページ全体のデザインと対照的な色を選ぶことも選択肢の一つとなります。
例えば、背景が白や淡い色の場合、赤やオレンジのボタンは非常に効果的です。
強いコントラストを持たせるほど(色の対比が強いほど)、ユーザーの視線を引きやすくなります。
補色を使用するとさらに効果的であり、Adobe Colorなどのツールを利用して
簡単に補色を見つけることができます。
ただ。コントラストが強すぎると、全体のデザインが不自然になり胡散臭くなってしまうので、
信頼感を損ねないように注意してください。ページ全体のバランスにも注意しましょう。
2. 色の心理的な影響を活用する
色が与える印象を考慮して、ユーザーの行動を促す適切な色を選びます。
例えば、赤は緊急性や重要性を強調し、ユーザーに即行動を促す力があります。
青は信頼感や安心感を提供し、詳細を確認させるのに適しています。
オレンジはバランスが取れた色で、積極性と信頼性の両方を兼ね備えています。
3. 継続的なテストを行う
最適な色を見つけるために、A/Bテストを実施しましょう。
異なる色のCTAボタンをテストし、どの色が最も高いクリック率を生むかをデータで確認します。
テストで得られたデータを基に、効果的な色を選定します。
また、一旦最もクリック率が高い色が分かったとしても、
時代の流れが変わるとターゲット層に好まれる色も変わるのでABテストを定期的に行う必要があります。
ファーストビューを改善するかどうかを判断するには、
離脱率を確認することが効果的です。
以下に、具体的な基準と方法をわかりやすく解説します。
ランディングページなら少なくても離脱率が30%を超えると改善する必要がございます。
ただ、30%未満だからと改善してはいけないわけではございません。
コーポレートサイトなどの通常サイトなら50%と考えればよいでしょう。
ただ、ファーストビューにCTAボタンを設置している場合、
最初からお問合せなどのアクションを起こす可能性があります。
この場合、離脱が起きるのでCTAボタンがクリックされているかどうかも確認しておく必要がございます。
ちなみに、このファーストビューの離脱率を確認するためには、
ヒートマップツールを活用する必要があることを心に留めてください。
ファーストビューでユーザーが離脱してしまう原因を理解し、
それに対応する改善策を講じることが重要です。
主な離脱要因とその具体的な解決方法は以下になりますので、ご参照下さいませ。
サービスや商品の内容が伝わっていない
ユーザーは1秒以内にそのページが自分の課題解決に役立つかどうかを判断します。
ファーストビューでサービスや商品のメリットが明確に伝わらない場合、すぐに離脱してしまいます。
この改善方法として、パッと見てサービスや商品のメリットが理解できるキャッチコピーや
ビジュアルをファーストビューに設置する必要があります。
キャッチコピーは短くて明確にし、具体的なメリットを伝えることを心がけましょう。
例えば、「○○の問題を解決します」や「△△のコストを削減」といった具体的な表現を使用します。
また、ビジュアルはサービスや商品の強みを視覚的に伝えるものであるべきです。
プロフェッショナルなデザインで、ユーザーの興味を引きつけ、瞬時に内容を理解させることが求められます。
文字や写真が見づらい
スマートフォンユーザーにとって、文字や画像が小さすぎたり、
読みづらかったりするとユーザーはすぐに離脱します。
改善策として、ページをレスポンシブデザインにすることが重要です。
すべてのデバイスで快適に閲覧できるよう、文字の大きさや画像のサイズを調整することが重要です。
スマートフォンでの表示確認を行い、必要に応じてテキストや画像の配置を変更する必要があります。
また、視覚的な魅力を高めるために、適切なコントラストやフォントの選定も行います 。
ユーザーのニーズと一致していない
サイト訪問者のニーズとファーストビューにある画像やキャッチコピーの内容が一致していないと、
ファーストビューを見た途端、ユーザーはすぐに離脱します。
改善策として、広告クリエイティブおよび、タイトルタグとディスクリプション、
ランディングページの訴求ポイントを一致させることが重要です。
広告で訴求している内容とランディングページのキャッチコピーやビジュアルが一致するように設計しましょう。
例えば、広告で「無料トライアル」を強調している場合、ファーストビューにも同じメッセージを明確に表示します。
さらに、CTAボタンにも同様に文言を設置します。
ファーストビューは、ユーザーがウェブページを訪れた際に最初に目にする部分で、
サイト全体の印象を決定するだけでなく、コンバージョン件数にも影響を与える重要な要素となります。
効果的なファーストビューを作成するには、明確な目的と目標の設定、ターゲットオーディエンスの分析、
魅力的なキャッチコピーとメインビジュアルの選定、そして明確なCTAボタンの設置が必要です。
ユーザーがファーストビューで離脱する主な理由には、情報が分かりづらい、
キャッチコピーが魅力的でない、ユーザーニーズに合わないなどがあります。
これらの問題を解決するには、ユーザーの行動をしっかり分析し、
定期的にテストと改善を繰り返すことが大切です。