OEM化粧品とは、化粧品受託製造と言われており、依頼を受けて相手先ブランドの化粧品を製造することです。化粧品を製造・販売できる許可は必要ですが、自社で化粧品を製造・販売する許可を所持していなくても、化粧品OEM会社に依頼すればオリジナル化粧品を作ることができます。
ここではOEM化粧品とはどういうものなのか、最小ロット数や費用、選び方まで詳しくご紹介します。
記事の後半では、化粧品をOEMできる会社についてもご紹介していますので、化粧品をOEMしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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そもそもOEMとは受託製造の意味で、取引先のブランドを製造することです。お互いに足りないところを補い助け合う取引で、幅広い業界で取り扱われています。OEM化粧品とは、相手の会社から依頼を受けて、取引先のブランドの化粧品を製造することです。
OEM会社は、化粧品製造業許可・化粧品製造販売業許可を持っているので、依頼主の要望を受けて製造します。依頼する会社は、自社で化粧品の製造を行なう許可や、製品を市場で販売するための許可を得なくても、化粧品を作れます。
取り扱う化粧品はスキンケアのみに限らず、洗顔やヘアケア、メイクアップ、アロマ、香水など幅広いです。
・新たな化粧品ビジネスに参入したい
・他社と差別化できる化粧品を開発してほしい
・既存の化粧品を一新したい
・化粧品に対する全てのサポートをお願いしたい
このようなサービスを受けたい方は、OEM化粧品に依頼することをおすすめします。
ここからは化粧品をOEMするメリットをご紹介します。メリットを理解して有利な条件で自社ブランド化粧品を完成させましょう。
専門知識や技術、設備が不要
そもそも化粧品の開発・製造には莫大なコストがかかります。
また必要に応じて、許可証や行政への届出が求められることがあります。なので、一から全ての工程を自社で行なうことは非常に難しいです。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす人が増えました。手軽にできることとして、美容に対する興味や関心が広がりつつあり、化粧品の売れ行きが伸びています。新規で参入するのに、化粧品ビジネスはまさにうってつけといえるでしょう。
依頼することによって、面倒な手続きは全て不要です。そのため、自社では製品の販売に力を入れることができます。
OEM化粧品は冒頭でも挙げましたが、化粧品製造業許可、化粧品製造販売業許可を持っており、化粧品に関する製造・知識が豊富です。
だから、専門的知識がなくても依頼することができます。
工場の設備が不要
OEM化粧品に発注すれば、工場などの設備が不要です。自社で化粧品を製造すると、建物や開発するための設備、技術者の雇用など、それだけで費用が莫大になります。完全に製造を任せることで、無駄な出費を減らすことができます。
小ロットから始めることができる
ロットとは、製造業で使用されている言葉で、製造される製品の製造数量、出荷数量の最小単位のことです。小ロットとは、製品を一度に生産する数量が少ないという意味です。つまり自社は、リスクを最小限に抑えることができます。
OEM化粧品のほとんどが、小ロットから製造でき、リスクを抑えながら化粧品を売りたい会社にとっては、少ない資金で事業を始められます。
在庫リスクを軽減できる
OEM化粧品は小ロットでの生産が可能です。よって、初めは製造を少なくし、在庫が少なくなれば追加製造できるので、自社で大量の在庫を抱えなくて済みます。
費用が少なくてもオリジナルの商品ができる
製造設備や人件費などコストがかかりやすい化粧品ですが、小額で自社ブランドの化粧品を作れます。初期費用が少なくても、自社の化粧品を世の中に広げることができるでしょう。
中身から容器まで依頼できる
化粧品を作るためには、容器や化粧品箱なども重要です。化粧品の中身によっては、容器をより精巧に作る必要があり費用も大きくなります。OEM化粧品に依頼することで、一括して製造を任せられます。
依頼する会社によっては、容器や箱などの包装資材を一括で発注できるので、管理する手間が省け、業務負担も少ないです。
販売や催促に専念できる
OEM化粧品に製造を依頼すると、自社は販売に専念できるようになります。ブランディングやマーケティングなどを入念にすることで、化粧品ビジネスをする上では非常に効率的です。
メリットを紹介したので、次にデメリットをご紹介します。
納期の調整が難しい
メーカーの工場は毎日稼働していて、ほかの会社の製造も行なっています。スケジュールが納期で埋まっていることがほとんどです。ですので、今日依頼したとしても引き受けてくれるかわかりません。工場の稼働状況によっては、製造を断られたり、指定した納期を延長されたり、調整が難しい場合もあります。
その結果、販売そのものが延期・もしくは中止になる可能性があります。自社で納期の調整をすることが難しいため、ギリギリで製造を依頼しないことや綿密に連絡を取り合うことが重要でしょう。
化粧品開発についてのノウハウが皆無
自社で製造をしていないので、OEM化粧品のメーカーに頼りがちになります。製造工程を自社で行なわないため、技術者が育たず、開発や生産に対しての知識向上に繋がりにくいです。
また、製造原価はコストの削減ができないので、低価格での競争力が著しく低くなる可能性があります。
製造工程・納期などが発注者側からわかりづらい
製造や納期など、全ての工程はOEM化粧品会社に委ねられています。そのため、こまめな連絡を取り合わないと把握しづらいです。化粧品会社と工程を共有するなどの工夫が必要です。
こまめに情報を共有することで、円滑に進めることができます。
OEM化粧品は最小でいくつから製造でき、いくらかかるのでしょうか。詳しく説明していきます。
最小ロットのメリット・デメリット
最小ロットは3,000個からというメーカーがほとんどですが、製品によっては数百個から製造できる会社もあります。
自社で在庫を負うリスクが低く、低予算で製造できるメリットがあります。しかしデメリットとして、商品の単価が高くなり、開発するときに要望が通りにくい傾向があるでしょう。
化粧品・美容液などの基礎化粧品の場合
例えば、100mlの化粧水を作る場合、主に容器に入れる前の化粧品の中身・容器・印刷ラベル・化粧箱が必要です。100本の場合は9万円・1,000本の場合は60万円を目安として費用がかかります。
化粧品の中身ばかりが重視されがちですが、化粧箱はパッケージのデザインや印刷代などの費用が別に必要です。また容器もプラスチックにするのか、ガラス容器にするのかによっても値段が大きく変わります。
とある会社の化粧品は、化粧品の中身の成分にこだわり、腐食しないように精巧に作られた容器に入っています。その分、費用はかかりますが、化粧品の中身はよいので、容器や箱で消費者が購入をためらうこともよくある話です。
依頼する場合は、化粧品の中身と容器・化粧箱を全て含めて見積もりを出してもらい、検討しなければいけません。
形状
化粧品の形状はタイプによって異なります。
ボトルタイプは、ヘアケア製品やスキンケア製品などの粘性の低い製品の容器として適しており、
チューブタイプやジャータイプは、粘性の高いペースト状の製品に適しています。
費用は1,000本あたり、8万円です。
容器
容器は大きければ大きいほど、費用は高くなる傾向にあります。ただし、小さい容量の容器は、最低ロットの価格が高いです。
キャップ・ポンプ
キャップよりポンプの方が費用は高くなります。
目安として、キャップ1,000個あたり3万円・スプレー1,000本あたり8万円です。
容器印刷や着色
化粧品容器は無色透明や白にするか、容器にデザインする方法があります。
容器印刷1,000本とすると、1本あたりの容器代に30円追加、容器着色3,000本とすると、1本あたりの容器代に50円追加されます。
化粧箱
化粧箱は、材質や大きさ、形状などによって価格は変わります。
一般的に化粧箱は、ロットにより価格変動に左右されやすいため、3,000枚以上で発注するのが最善です。
費用の目安として、500枚あたり5万円です。
ラベル
ラベルはデザインにゴールドやシルバーなどを入れると価格は上がります。ラベルもロットの価格変動に左右されやすいため、大きいロットでの発注が最善です。
費用の目安として、フルカラーラベルは500枚あたり2万5,000円、ゴールドやシルバーなどを入れた場合は、500枚あたり7万5,000円となります。
費用はあくまでも目安です。発注する製品の成分や容器、ラベルや化粧箱によって、金額が異なりますので、メーカーに問い合わせて確認してください。
固形石鹸
ロット(個) |
金額(円) |
100 |
10万~ |
1,000 |
50万~ |
ヘアケア製品
ロット(個) |
金額(円) |
100 |
30万~ |
1,000 |
100万~ |
香水・ハンドクリーム
ロット(個) |
金額(円) |
100 |
10万~ |
1,000 |
50万~ |
メイクアップ製品
化粧品 |
ロット(個) |
金額(円) |
口紅・グロス |
1,000 |
60万~ |
ベースメイク ファンデーション |
1,000 |
40万~ |
アイライナー・マスカラ |
1,000 |
50万~ |
そのほかの費用
運送費用は、出荷ケースの大きさや量、重さによって変動します。配送費は年々上がり続けています。そのほか、サーバーやドメイン代(年間1万5,000円~)・運用費がかかります。
必須ではありませんが、商標登録もしておいたら安心です。また小売店などでも販売を促進する場合は、JANコードの取得が必要となります。
OEM化粧品のメリットは大きいですが、どのような化粧品を作るのかによって価格は大きく変動します。予算や在庫スペース、価格のバランスなどを総合的に見て、検討しましょう。
在庫保管 |
金額(円) |
倉庫レンタル(10坪) |
月額14万~ |
物流外注(10坪) |
月額40万~ |
運送用資材(段ボール・緩衝材など) |
金額(円) |
段ボール箱60サイズ |
1枚50~ |
緩衝材1ロール |
1,500~ |
5年商標登録 |
3万円(弁護士に依頼する際は、別途手数料がかかります) |
JANコード |
3年間1万500円~ |
ここからはOEM化粧品会社を選ぶ際に着目しなければいけないポイントについて解説していきます。
何を売りにしているのか
化粧品は、スキンケアやメイク、ヘアケアなど幅広い商品が取り上げられています。
どの会社でも特化している、特化していない商品があるので注意が必要です。
複数の化粧品を発注する際は、一つのメーカーに偏りすぎず、ほかのメーカーにも発注することを視野に入れておくのが最善でしょう。
製品によっては、その方がよりよい商品ができる可能性があるからです。特に小ロットからの製造を検討する際は、依頼先のメーカーをよく調べることが大切です。
技術が備わっている会社かどうか
OEM化粧品会社によって、技術の得意・不得意があります。
特に難易度が高い商品を発注する際は、作って欲しい物と技術が追いついていない可能性もあります。化粧品を発注する際は、長い目で仕事ができるメーカーであるかどうか検討しましょう。
要望に寄り添ってくれるか
小ロットでの対応が可能かどうか、どこまで要望に応えてくれるかどうかは、取引をする上で重要です。
例えば、HPなどで要望通りの製造可能だと記載があっても、実際は製造できない会社も一部あります。結果として、費用が想定以上に高くなることもあります。
・小ロットでの対応は可能か
・小ロットでどこまで製造することができるのか
このことを最初に確認して、費用面での負担を少しでも減らしましょう。
初心者へのサポートの有無
OEM化粧品は専門的な知識がなくても、製造を発注できます。それは大きな利点ですが、製造に関する知識が必要です。行政に提出する届け出など、知らないといけない書類も多くあります。
そんなときに、専門的な知識が備わっているOEM化粧品会社がサポートしてくれると安心です。
迅速、且つ丁寧に、初心者にわかりやすく対応してくれる会社は、今後も発注するかどうかの重要なポイントとなります。
トラブルなどに対応できるか
化粧品は品質管理が重要です。トラブルが発生した際、対応してくれる体制が整っているかも確認しましょう。
例えば、依頼主の専門的な知識が薄い場合、クレーム対応が追いつかないかもしれません。そんなときに対応してくれるメーカーは信頼ができ、今後も取引したいですよね。
輸出に関する対応ができるか
自社ブランドの化粧品を海外で販売したい、と考えている会社も多いのではないのでしょうか。特に、発展が著しい中国やインドなどに規模を拡大させたいと検討している会社もあるでしょう。
OEM化粧品によっては、輸出の対応をしていない会社もあるので、事前に確認が必要です。
画像引用元:株式会社トキワの公式サイト
株式会社トキワは、化粧品のOEM(受託製造)に特化した企業であり、1969年の化粧品事業参入以来、2009年からは化粧品OEM専業メーカーとして発展を続けています。 同社は、400以上の特許を保有し、処方と容器の同時開発が可能で、オリジナル化粧品の企画から開発まで、細部にわたり顧客の要望に応える体制を整えています。
トキワの強みは、長年にわたり培ってきた製造技術や精神を活かし、処方開発や容器開発において高い専門性を持つ点です。
これにより、顧客の多様なニーズに応じた高品質で独自性のある製品開発を実現しています。
画像引用元:中野製薬株式会社の公式サイト
中野製薬株式会社は、60年以上にわたり理美容室向けのヘアケア製品を開発・製造してきた実績を持ち、その豊富なノウハウと技術力を活かして、OEM/ODMサービスを提供しています。同社の「ナカノ式ODM」は、単なる製造受託にとどまらず、顧客の要望に応じてゼロから処方を開発し、成分や香り、効能など多角的に検討することで、独自性の高い製品を実現します。
また、開発段階では社内モニターや各種テスターを活用し、顧客が納得するまで商品改良を重ねる徹底した姿勢を持っています。
さらに、納品後も商品説明会の実施や販売支援など、充実したアフターフォロー体制を整えており、顧客の販売活動をサポートします。
このように、中野製薬は、製品開発からアフターフォローまで一貫したサポートを提供し、顧客のニーズに応じた高品質なヘアケア製品の開発を実現しています。
画像引用元:株式会社サンワ・ウイングスの公式サイト
株式会社サンワ・ウイングスは、1960年の創業以来、化粧品および枠練り石鹸の受託製造を専門とし、60年以上にわたり業界での実績を積み重ねてきました。手作りの精神と確かな技術を融合させ、多彩な製品を提供しています。
サンワ・ウイングスのOEMサービスは、商品コンセプトの立案から処方開発、生産・製品化、さらには販売促進までをトータルでサポートする体制が特徴です。これにより、顧客の多様なニーズに応じた製品開発が可能となっています。特に、固形石鹸、スキンケア、ボディケア、ヘアケア、UVケアなど、幅広い商品カテゴリーに対応しており、医薬部外品の製造も手掛けています。
同社の強みとして、小ロットからの製造が可能であり、初めてOEMを利用する企業や新規事業立ち上げを検討している顧客にも柔軟に対応できる点が挙げられます。また、試作品の提供に際して基本的に費用を請求せず、顧客が納得するまで使用感や品質の追求をサポートする姿勢を持っています。さらに、希望する成分の配合についても、技術的および法的な観点から検討し、可能な限り対応しています。
このように、サンワ・ウイングスは、長年の経験と技術力を活かし、顧客の要望に応じた高品質で独自性のある製品を提供することで、信頼と実績を築いています。その包括的なサポート体制により、顧客は安心して製品開発を進めることができ、市場での競争力向上に寄与しています。
画像引用元:天真堂株式会社の公式サイト
天真堂株式会社は、医薬部外品や化粧品、健康食品のOEM・ODM製造において、企画開発から製造、物流、販売支援までを一貫して提供し、顧客の多様なニーズに応えています。 同社は、独自の処方や原料の開発に注力しており、独自の経皮吸収技術「TEN-DDS」などの特許技術を活用することで、他社にはない高付加価値の製品を提供しています。
また、製品の開発・製造だけでなく、物流やコールセンターの運営、海外進出支援など、販売に至るまでのトータルサポート体制を整えており、顧客のビジネスを包括的に支援しています。
さらに、天真堂は、あらかじめ承認を得た50種類以上のストック処方を活用することで、医薬部外品を最短60日で商品化する「ロットゼロ」というサービスを提供しており、迅速な市場投入を可能にしています。
このように、天真堂株式会社は、独自の技術開発力とトータルサポート体制、迅速な商品化を実現するサービスを強みとし、顧客の多様なニーズに応じた高品質で独自性のある製品開発を実現しています。
画像引用元:株式会社BAYCOSMETICSの公式サイト
株式会社BAYCOSMETICSは、化粧品のOEMサービスにおいて、企画・デザインからマーケティング、販売戦略までを一貫して提供し、顧客のブランド成功を支援しています。 同社は、専属のマーケターが顧客と伴走し、「売れる」商品を生み出すための独自のマーケティングフローを提供しています。
製造面では、自社工場および研究開発施設を活用し、メイクアップ、ヘアケア、香水、健康食品、スキンケア、オーガニック製品、独自原料開発、エステ専売コスメなど、幅広い商品カテゴリーに対応しています。
また、容器手配やパッケージデザインも自社デザイナーが担当し、短納期での対応を実現しています。さらに、販売戦略の企画、プロモーション、チャネル開拓、ロジスティクスの整備など、販売会社の利益最大化を目指した幅広いサポートを提供しています。
これらの包括的なサービスにより、BAYCOSMETICSは、顧客の多様なニーズに応じた高品質で独自性のある製品開発を実現し、市場での競争力を高めています。
画像引用元:株式会社東洋発酵の公式サイト
株式会社東洋発酵は、独自の発酵技術を活かした化粧品のOEMサービスを提供し、企画から製造、品質管理、販売支援まで一貫してサポートしています。 同社の強みは、植物由来のオリジナル発酵原料を開発・保有している点で、これらの原料は無添加系や自然派化粧品と相性が良く、エシカル志向・ナチュラル志向の消費者に訴求する商品づくりが可能です。
具体的なオリジナル原料として、麹抽出原液「肌麹水®」、発芽玄米酵母発酵液「YUKIME®」、米ぬか大豆エキス納豆菌発酵液「CELABIO®」などがあり、これらは特許取得済みで、豊富な試験データに裏付けられた高い効果実感を提供します。
また、東洋発酵は、化粧品だけでなく健康食品のOEM製造も行っており、内外美容のトータルサポートが可能です。
さらに、海外輸出の実績も豊富で、中国、台湾、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパへの輸出をサポートしています。
同社は、薬機法や景品表示法に精通したスタッフによる広告表現のサポートや、社内デザイナーによるパッケージ・Webデザインの提供など、製品開発から販売促進まで包括的な支援体制を整えています。
これにより、顧客の多様なニーズに応じた高品質で独自性のある製品開発を実現しています。
画像引用元:株式会社RAPHAS JAPAN
株式会社東洋発酵は、独自の発酵技術を活かした化粧品のOEMサービスを提供し、企画から製造、品質管理、販売支援まで一貫してサポートしています。 同社の強みは、植物由来のオリジナル発酵原料を開発・保有している点で、これらの原料は無添加系や自然派化粧品と相性が良く、エシカル志向・ナチュラル志向の消費者に訴求する商品づくりが可能です。
具体的なオリジナル原料として、麹抽出原液「肌麹水®」、発芽玄米酵母発酵液「YUKIME®」、米ぬか大豆エキス納豆菌発酵液「CELABIO®」などがあり、これらは特許取得済みで、豊富な試験データに裏付けられた高い効果実感を提供します。
また、東洋発酵は、化粧品だけでなく健康食品のOEM製造も行っており、内外美容のトータルサポートを行うことができます。さらに、海外輸出の実績も豊富で、中国、台湾、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパへの輸出をサポートしています。
同社は、薬機法や景品表示法に精通したスタッフによる広告表現のサポートや、社内デザイナーによるパッケージ・Webデザインの提供など、製品開発から販売促進まで包括的な支援体制を整えています。 これにより、顧客の多様なニーズに応じた高品質で独自性のある製品開発を実現しています。
画像引用元:https://www.zero-infinity.co.jp/
株式会社ゼロ・インフィニティは、化粧品のOEM製造開発において、企画・開発から製造・販売、薬事対応までをワンストップでサポートする体制を整えています。
同社の特徴として、多彩な容器のバリエーションを提供しており、小ロットでの着色容器やシルク印刷にも対応可能です。これにより、顧客の要望に沿った幅広い製品展開が実現できます。また、知識・経験豊富なスタッフが、初めてOEMを利用する顧客にも安心して相談できるよう、責任を持ってサポートしています。
ゼロ・インフィニティのOEMサービスは、最小ロット100個からの製造が可能であり、小資本でのオリジナルブランド開発を支援しています。
さらに、社内のデザイナーがラベル・パッケージのデザインを無料で提案・作成することで、製品のブランディングを強化します。このような包括的なサポートにより、顧客は製品開発から販売までの各ステップで専門的な支援を受けることができ、市場での競争力を高めることが可能です。
画像引用元:山田製薬株式会社の公式サイト
山田製薬株式会社は、110年以上にわたり医薬品や化粧品のOEM/ODM製造に取り組み、多くの企業の製品開発・製造・販売をサポートしてきました。 同社のOEM/ODMサービスは、企画提案から処方開発、製造、品質管理、薬事サポートまでを一貫して提供するワンストップ体制が特徴です。
ヘアケア製品に強みを持ち、デミ毛髪科学研究所との協業により、約3,300の処方を保有しています。
この豊富な処方と技術力を活かし、顧客のニーズに合わせたオリジナル製品の開発が可能です。また、医薬品レベルの生産体制を整えており、徹底した品質管理のもと、高品質な製品を提供しています。さらに、異業種からの化粧品事業参入を支援し、リピート率の高い商品開発や販路拡大、開発コストの削減など、多角的なメリットを提供しています。
このように、山田製薬は長年の経験と技術力を活かし、顧客の多様なニーズに応じた高品質な製品を提供することで、信頼と実績を築いています。その包括的なサポート体制により、顧客は安心して製品開発を進めることができ、市場での競争力向上に寄与しています。
画像引用元:https://da-c.co.jp/
株式会社デリシアスエーシーは、創業60年以上の歴史を持つ化粧品OEMメーカーであり、これまでに135,000件以上の試作実績を積み重ねてきました。 同社は、スキンケア、ボディケア、ヘアケアなど多岐にわたる製品ラインナップを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。特に、1トンから100キログラムまでの多様な乳化釜を備え、最小10g容量からの多品種少量生産にも対応可能な生産設備を有しており、小ロットから大ロットまでフレキシブルな生産体制を整えています。
同社の強みは、迅速な試作提供と、経験豊富なスタッフによる丁寧なサポート体制にあります。初めてOEMを利用する顧客にも安心して相談できる環境を提供し、企画・開発から製造・販売、薬事対応までをワンストップでサポートしています。また、社内のデザイナーがラベル・パッケージのデザインを無料で提案・作成することで、製品のブランディングを強化しています。
さらに、同社は東京・大阪に営業所を構え、軽いフットワークでスピーディーな対応を実現しています。徹底した品質管理体制のもと、調合品・完成品段階での物性値・外観・使用感の試験を行い、合格した製品のみを顧客に提供しています。
このように、デリシアスエーシーは、長年の経験と実績に裏打ちされた技術力と、顧客のニーズに応じた柔軟な対応力を強みとし、高品質で独自性のある製品開発を実現しています。その包括的なサポート体制により、顧客は安心して製品開発を進めることができ、市場での競争力向上に寄与しています。
画像引用元:株式会社トレミーの公式サイト
株式会社トレミーは、1983年の創業以来、化粧品OEMおよびODMのプロフェッショナルとして、基礎化粧品やメイクアップ化粧品、口腔ケア用品など、多岐にわたる製品の企画から製造までを一貫して提供しています。 同社は、九州佐賀県に位置する唐津工場において、高性能なクリーンルームを備え、GMP基準を順守した高品質な製品の安定供給を実現しています。
トレミーの強みは、30年以上にわたる化粧品製造のノウハウを活かし、商品企画から研究開発、製造、薬事申請、出荷に至るまで、顧客の要望にトータルで応える体制を整えている点です。
医薬部外品の承認済み処方を活用することで、通常より短期間での商品化が可能となり、迅速な市場投入を支援しています。
また、同社は「ユーザー満足度No.1」を目指し、厳格で真摯なものづくりの姿勢を貫いており、顧客の多様なニーズに応じた高品質で独自性のある製品開発を実現しています。
OEM化粧品会社を利用することで、初期費用が抑えられ専門家からアドバイスをもらい、オリジナル商品を製造できます。納期の調整が難しい、ノウハウが蓄積されないなどのデメリットもありますが、初めて化粧品を作るならメリットも多いのではないでしょうか。
自社の希望に寄り添ってくれるOEM化粧品会社を選び、納得のいくオリジナル化粧品を製造してください。