リード
リードとは、将来的にお客さんになる可能性のある人のことを指します。
ここでは、リードの基本的な定義から、種類、増やし方(リードジェネレーション)、育て方(リードナーチャリング)、優先順位のつけ方(リードスコアリング)、管理方法までを解説させていただきます。
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リードとは?
リード(Lead)とは、商品やサービスに興味を持っているが、まだ購入や契約をしていない見込み顧客のことを指します。簡単に言えば、「今すぐではないけれど、将来的にお客さんになる可能性がある人」です。
例えば、あなたの会社がクラウドサービスを提供しているとしましょう。無料の資料をダウンロードした人や、ウェブセミナーに参加した人は、すぐに契約はしないかもしれませんが、将来的にお客さんになってくれるかもしれません。こういった人たちを「リード」と呼びます。
リードの種類
リードは興味の度合いや購買意欲によって、大きく3つのタイプに分けられます。
コールドリード(Cold Lead)
・まだ興味が薄い人
例:「なんとなく資料をダウンロードしただけ」「情報収集しているだけ」
・コールドリードの活用方法として、いきなり営業担当をつけて営業するよりも、役立つ情報を提供してまずは興味を持ってもらうようにします。
ウォームリード(Warm Lead)
・ある程度関心があり、比較・検討している人
例:「無料トライアルを試した」「価格表をチェックしている」
・ウォームリードに対しては、営業担当をつけて実際に商談で具体的なメリットを伝えて、購入を検討してもらうように動いていきます。
ホットリード(Hot Lead)
・購入意欲が高く、すぐにでも契約しそうな人
例:「問い合わせをしてきた」「見積もりを依頼した」
・ホットリードに対しては、営業担当に直ぐに割り振って素早く対応し、決断を後押していく必要があります。
仮説:リードの割合
例えば、1,000人のウェブ訪問者がいた場合、次のような割合になったとします。
コールドリード:800人(80%)
ウォームリード:150人(15%)
ホットリード:50人(5%)
ホットリードとウォームリードに対して、営業していきます。そして、多くの人は最初はコールドリードですが、リードナーチャリングなどを行い続けることで、ウォームリード、ホットリードへと進んでいくので、リードスコアリングを徹底して営業に引き継ぐタイミングを見極めて
営業していきます。
リードを増やす方法(リードジェネレーション)
リードを増やす活動を「リードジェネレーション」といいます。具体的な方法は以下のとおりです。
コンテンツマーケティング(ブログ記事、ホワイトペーパー)
見込み顧客にとって有益な情報を提供することで、興味を引き、リード獲得につなげます。
具体的には、例えば「クラウドサービスの選び方」などの役立つ情報をブログ記事として発信します。
そして、記事を読んだ人が、さらに詳しい情報を求めたときに資料をダウンロードできる仕組みを作ります。
ウェビナーやイベント
「クラウド導入成功事例」などのセミナーを開催し、興味のある人を集めます。
SNSや広告を活用
FacebookやLinkedInで情報を発信し、興味のある人を集めます。
お問い合わせフォームや無料トライアル
見込み顧客が気軽にコンタクトを取れる窓口を作ることで、より多くのリードを獲得できます。
リードを育てる方法(リードナーチャリング)
リードを増やした後は、 「リードナーチャリング(育成)」 が重要です。
例えば、ウェブサイトで資料をダウンロードした人がすぐに購入するわけではありません。多くの人は「情報収集中」なので、定期的に連絡を取って関係を深めることが大切です。
具体的なリードナーチャリングの方法
メールマーケティング
・資料ダウンロード後、「他にも役立つ情報がありますよ!」とメールを送ります。
・1ヶ月後、「無料トライアルはいかがですか?」とフォローしていきます
パーソナライズドコンテンツ
・「価格を比較している人」には価格のメリットを伝えます。
・「導入事例を探している人」には成功事例を紹介していきます。
スコアリング(後述)を活用
どのリードが「購入に近い状態か」を分析し、適切なタイミングで営業していきます。
購買意欲を測る方法(リードスコアリング)
リードには「すぐに購入する人」もいれば、「まだ買う気はない人」もいます。
そこで、「リードスコアリング」を使って、見込み顧客の「熱量」を数値化する方法があります。
スコアの例(仮説)
例えば、以下の行動ごとにスコアをつけるとします。
・資料をダウンロード → +10点
・メールを開封した → +5点
・価格ページを見た → +15点
・問い合わせをした → +30点
合計スコアが50点以上のリードを営業チームに渡すというルールを作れば、購入意欲の高いリードに効率よくアプローチできます。
リードを適切に分類する方法(リードクオリフィケーション)
リードが「本当に自社の商品を買う可能性があるのか?」を判断することを「リードクオリフィケーション」といいます。
BANT(バント)フレームワーク
BANTは、リードを評価するための4つの基準です。
1. Budget(予算) → 購入できる予算があるか?
2. Authority(決裁権) → 購入を決める権限があるか?
3. Needs(必要性) → 会社が本当に困っている問題か?
4. Timeline(導入時期) → いつ購入を検討しているか?
例えば、問い合わせをしてきた人が「すぐに導入したい」「決裁権もある」「予算も確保済み」 なら、ホットリードと判断し、すぐに営業をかけるべきです。
リードを効率的に管理する方法(リードマネジメント)
リードの情報を適切に管理することを「リードマネジメント」といいます。
Excelなどで管理する方法もありますが、CRM(顧客管理システム)を使うのが一般的です。
CRMを使うメリット
・「どのリードが最近問い合わせたか?」が一目で分かります。
・メールの開封率やWebサイトの訪問履歴を追跡できます。
・営業チームが適切なタイミングでアプローチできます。
まとめ
「リード(Lead)」とは、将来的に顧客になる可能性のある見込み顧客のことを指します。リードはコールドリード・ウォームリード・ホットリードの3段階に分かれ、適切なアプローチを行うことで購買意欲を高めることができます。
リードを増やすにはコンテンツマーケティング、ウェビナー、SNS、広告、無料トライアルなどを活用することが重要です。また、獲得したリードを メールマーケティングやスコアリングによって育成し、優先度を見極めてアプローチすることで、営業効率を向上させることができます。
リードの管理を適切に行い、最適なタイミングでアプローチする仕組みを作ることで、売上拡大につなげることができます。