表3
表3(ひょうさん)とは、雑誌広告やフリーマガジン広告において、裏表紙の裏側(Inside Back Cover)にあたる広告面のことです。
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表3とは?
表3(ひょうさん)とは、雑誌広告やフリーマガジン広告において、
裏表紙の裏側(Inside Back Cover)の広告面になります。
裏表紙の内側に位置するため、最後に読者が見るページとして高い視認性を持つ広告枠です。
表3の位置は以下の図で確認してください。

表3が見られるタイミングで考える広告価値
表3を理解するうえで重要なのは、
読者がどんな気持ちでそのページにたどり着くかです。
表3に到達する読者は、
その雑誌を全ページを精読してはいないけど
途中で投げ出さず、最後のほうまで読み進めた人です。
この時点で読者は以下のような状態にあります。
・雑誌の世界観に浸っている
・記事内容をある程度理解している
・「読み終えた」という区切りを感じ始めている
つまり表3は、
広告を警戒する前の、落ち着いた心理状態で見られやすい場所なのです。
表3のメリット
メリット1:読後の「余韻」を、広告の価値に変えることができる
表3(裏表紙の裏側)は、読者が雑誌のページをすべて読み終え、
最後に本を閉じようとする直前に目にするページです。
このタイミング、読者の心には、今しがた読んだ特集記事の内容や
感動といった「読後の余韻」が色濃く残っています。
表3は、まさにこの「雑誌の世界観に最も深く浸っている瞬間」に、
自然な流れで目に飛び込んでくる広告枠です。
そのため、読者が雑誌全体に対して抱いた満足感や
ポジティブな感情を中断させることなく、
そのまま広告の商品やブランドへの好意的な印象へとスムーズにつなげやすいという、
他のページにはない独自の効果が期待できます。
メリット2:中面ページよりも、確実に読者の目に留まる
一般的な中面広告は、数あるページの中のどこに掲載されるかが不確定な場合が多く、
読者がそのページを開くかどうかが「運」に左右されてしまう側面があります。
そのため、気付かれずに読み飛ばされてしまうリスクがどうしても伴います。
それに対して表3は、雑誌の構造上、以下の明確な理由から「読まれる確率」が高い枠といえます。
第一に、掲載ページが「裏表紙のすぐ裏」と完全に固定されている点です。
中面広告のように、他の記事や広告の間に埋もれてしまう心配がありません。
第二に、雑誌の最後に位置しているという点です。
読者が本を最後まで読み進め、読み終わって裏表紙を閉じようとする一連の動作の中で、
表3は自然と視界に入ってきます。
このように、決して派手な場所ではありませんが、
「読者の目に留まるかどうかが運任せになりにくい」、
つまり「きちんと見られる可能性が高い」という確実性こそが、表3広告の実務的な大きな価値と言えます。
メリット3:雑誌の「結論」という位置づけが、ブランドに「信頼と品格」を与える
表3は、雑誌を最後まで読み通した読者だけが到達する、いわば「ゴール地点」に位置しています。
ここに至るまでに、読者は雑誌が提供する様々な情報や世界観に触れ、
そのメディアに対する信頼を深めています。
表3に掲載されるということは、そうした一連の読書体験の
「締めくくり」として、貴社のブランドが提示されることを意味します。
これは読者に対して、言葉で説明せずとも「この雑誌が最後に
自信を持って紹介する、確かなブランドである」という
非言語的なメッセージを伝えることにつながります。
長期的な「信頼」や「品格」をじっくりと醸成したいと考えるブランドにとって、非常に相性の良い広告枠と言えます。
表3のデメリット
もちろん、表3にも向き・不向きがあります。
デメリット1:即効性のある「認知拡大」には向かない
表3(裏表紙の裏側)は、読者が雑誌のページを最後まで読み進めた時に見られる場所です。
そのため、雑誌を手に取ったばかりの段階では、広告が読者の目に触れることはありません。
この特性上、新商品や新サービスの立ち上げ時など、
「まずは一人でも多くの人に、いち早く名前を知ってもらいたい」
「一瞬で市場の注目を集めたい」という目的で広告を出稿する場合には、表3は最適な選択肢とは言えません。
もし認知拡大規模を最優先課題とするならば、
雑誌を開いて最初に目に入る「表2」や、外部に常に露出している「表4」といった、
より接触の早いタイミングの広告枠を検討する方が、目的に適っている場合が多くあります。
デメリット2:雑誌のトーンと合わないと、広告効果が薄れる
前述の通り、表3は記事を読み終えた直後の「読後の余韻」の中で読者の目に触れます。こ
れはメリットである反面、雑誌の記事内容や世界観と
広告のトーンが合致していない場合、その乖離が際立ってしまうというデメリットにもなり得ます。
もし雑誌の編集方針と広告の内容がうまく噛み合っていなければ、
読者は違和感を覚え、せっかくの余韻が台無しになってしまいます。
その結果、広告は「記事の延長にある有益な情報」ではなく、
単なる「最後に挟み込まれた異質な広告」として処理され、スルーされてしまう可能性が高まります。
媒体選びを誤り、自社のターゲットと異なる読者層の雑誌に出稿してしまえば、
そもそも関心を持たれません。
そのため、表3を活用する際には、単に枠を確保するだけでなく、
その媒体が持つ世界観や詳細な読者像(ペルソナ)を深く理解し、
それに寄り添ったクリエイティブをデザインすることが重要となります。
表3広告で成果を出すための3つのポイント
ポイント① 情報は「整理」して、分かりやすく伝える
記事を読み終えた直後の読者は、多くの情報をインプットした状態にあります。
そのため、表3ではビジュアルだけでなく、「何が書かれているか」が直感的に理解できることが優先されます。
見出しは簡潔にし、伝えたいメッセージが明確に整理されている広告が好まれます。
あれもこれもと詰め込まず、一度に伝える要点は多くても3つ程度に絞り込むのが現実的であり、効果的です。
ポイント② ブランドの「品格」を際立たせる表現を追求する
表3は、雑誌を通して豊かな情報体験をした読者が、最後にたどり着く場所です。
ここでの広告接触は、読者にとっての「雑誌体験の締めくくり」となります。
そのため、ここでは目先の購買を促す「売り込み」のトーンはふさわしくありません。
むしろ、ブランドが持つ本質的な世界観や哲学を、自信を持って堂々と提示すべき場所です。
上質なビジュアル、選び抜かれた言葉、そして余白を贅沢に使った洗練されたレイアウト。
雑誌のフィナーレを飾るにふさわしい、品格ある佇まいを見せることで、
読者に「この雑誌が最後に紹介する信頼できるブランド」という確信を与え、中長期的なブランド価値を強固なものにします。
ポイント③ 次への導線は「さりげなく」用意する
Webサイトへの誘導(QRコードやURLの掲載)を行う場合も、
強くアクションを迫るような表現は避けましょう。
あくまで主役はブランドの世界観やメッセージを伝えることです。
導線は「押し付ける」ものではなく、広告を読んで興味を持った読者が
「自発的に次の情報を調べられる」ための、控えめな親切心として用意するのが、この枠にふさわしいアプローチです。
まとめ
表3は、雑誌やフリーマガジンにおける裏表紙の裏側に位置する広告ページです。
最大の特徴は、読者が記事を読み終えた「読後の余韻」の中で接触する点にあります。
落ち着いた心理状態であるため広告への警戒心が低く、編集記事の延長として自然に情報が受け入れられます。
そのため、派手なインパクトで「売る」よりも、
ブランドの世界観や商品の深い価値をじっくりと「きちんと伝える」ことに適しています。
読者との信頼関係を築き、深い納得感を醸成したい広告にとって、他に代えがたい価値を持つ場所です。